喧嘩はしょっちゅう、でも、どちらかが折れるしかない
喧嘩をすることが多いのも、熱量の高さゆえのところがあり、いい影響もあれば、そうでもない方向に働くこともあるようです。もし喧嘩をしてしまったとしても、数日後にはどちらかが折れて仲直りするのがいつもの流れ。
「頃合いを見計らって、私から『ごめんね』と謝るのと、お互い3日くらい口を利かずにいて、ツーさんから『もうやめよう、俺も怒りすぎたし、辛いから』と謝ってくる2パターンがあります」
お互いが相手の不満を溜め込むよりも、言いたいことを言ってぶつかった方がそのあとの回復も早い、という説もありますが、井筒さんとツーさんの場合は、プライベートだけでなく仕事も一緒にしているというのが他のカップルとは違う点。喧嘩をすると仕事にも響くため、その後の自分たちにツケが回ってくるから大変だと言います。
「我が家の場合、通常の仕事はもちろん、YouTubeチャンネルまで一緒に制作しているので、喧嘩していると本当に進行が立ち行かなくなるんです……。今日終わらせないと、仕事が間に合わなくなる! というギリギリになって、ようやくどちらかが様子を見ながら謝ってますね。
結婚して4年経っても喧嘩のタネがなくならないなんて、私たちバカなの? と思うこともあるけど、普通のカップル以上に毎日一緒にいて、お互いが妥協できない仕事も一緒にしているわけで、仕方がないのかな、とも思います。
もちろん、合うところもいっぱいあるからここまで一緒にできたということもありますし。特に、YouTubeは一緒に作り上げてきたものですから、これが私たちにとっての“かすがい”みたいなものなのかもしれません」
インタビュー第1回
「癒やされる〜」となぜか世界にファン続出!パリの日本人夫婦の“普通の暮らし”が愛される理由【井筒麻三子さんインタビュー】 >>
インタビュー第2回
「結婚してるの?」「何歳?」と聞かれない国で暮らしたら、ストレスから解放された【井筒麻三子さんインタビュー】>>
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色や柄を自由に使った小さいけれど素敵な部屋、フランスの家庭料理も普通の和食も作る日々のおうちごはん、蚤の市でのお宝探し、農家からもらってきた2匹の猫……。
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YouTubeでは語りきれない暮らしのコツや素顔のパリのエッセイを美しい写真と共にたっぷりとお届けします。
井筒麻三子 Mamiko Izutsu
エッセイスト、ライター。米ボストン大学大学院修了後、婦人画報社(現ハースト婦人画報社)に入社。『25ans』等の編集者として7年勤めたのち退職し、フリーランスに。ビューティ エディター&ライターとして活動する傍ら、文藝春秋『クレア・トラベラー』編集部にも5年在籍し、旅取材などを担当。2014年よりフランス在住。日本語・英語・仏語の3ヵ国語に通じており、著名人インタビューやパリ、フランスのニュース取材などを数多く手がける。2020年より、パリでの日々の暮らしや蚤の市での買い物、レシピなどを紹介するYouTubeチャンネル『GOROGORO KITCHEN』をMamikoとして、フォトグラファーである夫Yas(愛称ツーさん)と共にスタート。2023年3月現在で、35万人の登録者を誇る人気チャンネルとなっている。
Instagram:@mamigorota
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