モデルとして、テレビ出演やラジオパーソナリティとしても活躍中の浜島直子さん、愛称“はまじ”。彼女がファッション、ビューティ、ライフスタイル、さまざまなジャンルで新しい自分を発見していく連載です。

皆さん、覚えていますか? はまじが連載で「バンドを始めたい!」と話していたことを。ついに、その第一歩として、ギターを買いに行くことになりました。ただ、弾いてみたいという気持ちはあるものの、まったくの素人。今回は、はまじが出演した朗読と音楽の会「かたり と しらべ」でご一緒したという作曲家でボサノヴァ・ギタリストの伊藤ゴローさんに一緒に選んでもらうことにしました。数あるギターの中から選ぶため、まずははまじのギターへの思いを紐解いていきます。

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作曲家でギタリストの伊藤ゴローさんと一緒にギターを買いに行きました!

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伊藤ゴロー● 作曲家 /ボサノヴァ・ギタリスト/音楽プロデューサー ソロアーティストとして、ソロプロジェクト Moose Hill として、ボサノヴァユニット naomi & goro として、また映画音楽作曲家、編曲家、音楽プロデューサーとして活動する。ボサノヴァ、クラシック、ロックなど、幅広く奥深い背景を持つ音楽性は、坂本龍一や細野晴臣ら日本の重鎮たちのみならず、ブラジル音楽界の巨匠ジャキス・モレレンバウムをはじめとする海外のアーティストからも高く評価される。2022年11月naomi & goro のアルバム『ケサランパサラン』をリリース。近年のプロデュース作品は、原田知世『fruitful days』(2022)他。また、NHK夜ドラ『作りたい女と食べたい女』(2022・主演 比嘉愛未/西野恵未)、Netflix映画『桜のような僕の恋人』(2022 監督:深川栄洋、主演 中島健人/松本穂香)など映画やドラマの音楽も多数手がけている。

ゴロー:はまじとは何度か朗読と音楽の会で一緒に演奏したことがあるよね。はまじが絵本を朗読、僕がギターを弾いて、アベさん(はまじの夫)が映像を作ってくれて。

はまじ:出演している自分で言うのもなんですが、本当に素敵なイベントでしたよね。本当にゴローさんのギターが素晴らしくて! ギターを始めてみたいと思ったのも、ゴローさんがきっかけ。でも、まったくの素人で何もわからないので、ぜひ一緒に選んでいただきたいなと思って、今回無理を言ってお願いしてしまいました。今日は本当にありがとうございます!

ゴロー:ギターを弾くの初めてなんだ。はまじは世界中いろんなところに行ったこともあるし、テレビやラジオ、雑誌の仕事でいろいろなことに経験してきた中で、ギターに触れる機会はなかったの?
 

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対談をさせてもらったのは、ヤマハ銀座店の2FにあるCafé Lounge「NOTES BY YAMAHA」。音楽関連の書籍がずらりと並ぶほか、「ライブの真空パック」をコンセプトにした、映像と連動した楽器の自動演奏によるライブが一日数回開催されています。詳しくはこちらから。

はまじ:ウクレレショップに行ったことはあるけれど、ギターはなくて。ゴローさんがおっしゃる通り、ありがたいことに、お仕事を通して、いろいろな経験をさせてもらいました。どれも本当に貴重な機会だったし、とても楽しかったんです。でも、すべて誰かが場を用意してくれてのこと。連載の中でも何度かお話ししてきたんですが、自分で積極的にやってみたいと思うことが見つけられずにいました。年齢を重ね、子どもの手が少しずつ離れていくことを考えると、自分で自分を幸せにできる時間をもっと持ちたいなと思うようになったんです。じゃあ、私が幸せだと感じたときっていつだったかなと考えたときに、思い浮かんだのは、朗読と音楽の会だったんです。

ゴロー:そうなの? それはありがたいね。
 

はまじ:ゴローさんのギターを聞きながら、朗読をしているときに、よくわからないけれど、アドレナリンなのか何なのかふわーっと出て不思議な気持ちになったのを思い出して、私にとってあの時間が幸せな瞬間だったなと。それで、私もいつかギターが弾けるようになりたいなと思っていたんです。

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阿部はまじの絵本『ねぶしろ』をはまじが朗読し、伊藤ゴローさんがギターを演奏。東京・王子にあるドームホールで開催。
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阿部はまじが物語を作り、平澤まりこさんが絵を描けた絵本『しろ』を朗読。

ゴロー:それで新年の鍋の会で会ったときに、「ギターを買いに行きたい」って話になったんだね。

はまじ:そうなんです。ゴローさんとの縁もあってギターを始めてみたいと思ったことに加えて、父の影響もあったようで。春休みに実家に帰ったときに父に「私、ギター始めることにしたよ」って話したら、「ギターは俺も大好きだよ」ってとっても喜んでいて。実は私が子供の頃、父がギターを弾いていたんですよ。当時は習いたいとか思ったりはしなかったんですが、心のどこかに父のギターもあったのかもしれません。

ゴロー:親子で同じ趣味っていいね。バンドを始めたいって思ったのは、どうしてなのかな?

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ゴローさんからの「ギターで弾けるようになりたい曲は?」との質問に「『飾りじゃないのよ涙は』『難破船』『乾杯』『戦場のメリークリスマス』『イエスタデイ』『ミシェル』、ゴローさんの『スノーウィーランド』『ブックオブデイズ』も弾けるようになりたい!」とはまじ。

はまじ:ゴローさんにギターを一緒に買いにって欲しいとお願いしたのと前後して、いつも集まっている仲間たちに「私、ギターを始めることにした」って話したら、じゃあバンドをやろうよ! って盛り上がって。お酒の力もあったけれど(笑)、みんなで楽しめることもあったほうが私は続けられるのかなとも思って。ちなみにゴローさん、今日の撮影スタッフのふたりはバンドメンバーなの。ボーカルのまこちん(スタイリスト福田麻琴さん)と、キーボードの須藤くん(カメラマン須藤敬一さん)です(笑)。

ゴロー:じゃあ、はまじはひとりでも弾けて、バンドで演奏するときにも使えるものがいいってことだね。

はまじ:えっ! ひとりで弾くギターとバンドのギターって違うんですか!?
 

次回はいよいよギターを選びスタート。ギターの基礎知識を教わりながら、自分だけの1本を選んでいきます。
 

はまじ着用:ブラウス¥9900、サロペット¥12980/ビーミング by ビームス(ビーミング ライフストア by ビームス ららぽーと TOKYO-BAY店) その他/本人私物

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ビーミング ライフストア by ビームス ららぽーとTOKYO-BAY店 tel. 047-436-6500

 


撮影/須藤敬一
スタイリスト/福田麻琴
ヘア&メイク/横谷百栄(FIX-UP)
構成・文/幸山梨奈
 


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