ayumi.さんからの質問
Q.
ミモレ世代のダイエットについて教えてください。若い時は少し食事を抜いたらすぐに体重も落ちたけど、今では全くビクともしません(笑)。食事療法と効果的な運動法を具体的に教えていただきたいです。
ライター・西園寺リリカさんの回答
A.
経験者だから語れる、これだけは肝に命じて!「ダイエットに無理やガマンは逆効果です」

皆さんも経験があると思いますが、ダイエットは苦しいこと、しんどいことが多いと挫折やリバウンドにつながります。
たとえば、食事を改善しようとすると、お菓子はダメ、ごはんやパンもダメ、脂っこいおかずもジャンクフードもダメ、と自分で「NGルール」をつくってしまいがちですよね。でも「できないこと」でがんじがらめにしてしまうのは、苦しくなるだけ。残念だけれど、年を重ねるほど身に付いた食事の習慣は急には変えられません。

ダイエットが成功し、かつリバウンドしない秘訣は

「特別な意識をしなくても一生太らない食べ方」

を自分でつかみ取ることだと実感しています。
食べたいものはがまんしないで、ちゃんと食べて満たしてあげる。
甘いものがやめられない人は甘いものを食べながら、
炭水化物やお酒が好きな人はそれも楽しみながら、少しずつ痩せる食べ方へシフトしないと結果的に「リバウンドしない体」というゴールへはたどりつけないのです。

運動も同じ。筋肉が痩せるのが不安でがむしゃらに運動を始める人がいますが、実は代謝が上がるほど筋肉量を増やすにはボディビルダー並みの超ハードなトレーニングが必要なのです。それも継続的に! 運動は健康維持のためにはやるべきことですが、ダイエット中に限ってはムリな運動がストレスになると、それを言い訳に食べたり、過食を招くだけです。なので、私もあえて運動をしないことを最初に決めました。


私は10ヵ月の間で35キロのダイエットに成功しました。それも45歳からのダイエット!
いろいろなダイエット法をやり尽くしたけど、成功しなかった私がここまで痩せられた理由……それは、「食事療法」でした。
ここでダイエットに成功する食事療法のポイントを2つお教えします。


●カロリー制限が大切!という理由

太るメカニズムは単純明快なんです。大人になると痩せにくくなるのは

・加齢によって代謝が落ちる、
・筋肉量が減る、
・活動量が減る
などさまざまな理由がありますが、突き詰めると「消費エネルギーより多いカロリーを摂っているから太る」のです。

いくら体にいい食材といわれても、その基本のことを忘れて油やナッツをドカドカ摂ったらやっぱり太ります(笑)。私自身、カロリー制限を避けたいあまり、糖質制限、運動、栄養療法など、さまざまな方法を試みましたが、結果的にカロリーコントロールを軸にしたほうがラクに、そして確実に痩せられました。


カロリー制限=食事制限ではありません。「定カロリーダイエット」をからだに覚えさせて。

カロリー制限といっても私の方法は、「1日の総摂取カロリーを決めて、その範囲で好きなものを食べる」というたったひとつのルールを守るだけ。

いわば、「低カロリーダイエット」ではなく、「定カロリーダイエット」。

肉もお菓子も決めたカロリーの範囲で摂ればOKなので、炭水化物抜きや油抜きとも違いますし、肉をヘルシーな魚にかえるとか、低カロリー食材に置き換えるとか、美味しくなくても◯◯を毎日取り入れる、何時までに夕食を終わらせる、といった「苦しい食事制限」とは全然違います。

ちなみにカロリーコントロールだけで痩せると筋肉がやせ細ってしまう、と思い込んでいる方はとても多いのですが、それはお菓子や野菜しか食べないとか、基礎代謝にも満たないほど極端にカロリーを減らした場合であって、私のカロリー制限は「最低限、基礎代謝以上のカロリーは摂取し、決めたカロリーは毎日しっかり摂る」ようにしていました。


「家族や子どもの食事をつくりながら(食べながら)だとダイエットはできない」という方もいますよね。いかに誘惑に負けず(笑)、自分のリズムでカロリー制限ができるか、が勝負になると思うのですが、私は「1日3食ルール」というのを敢えて設けませんでした。1日のトータル摂取カロリーさえ守れば、いつ、何回、何を食べてもOKなので、家族と一緒に夕食を楽しみたい人は夕食だけは家族と同じように普通に食べて、忙しい朝や1人のお昼で調整すれば、家族に余計な心配もかけずにすみますよね。

あと、「翌日のお弁当の分」「時間がない」などいろんな理由をつけて多めに料理をつくってしまい、結局余ってもったいないから食べちゃう、なんてこともありますよね。
「残りものがある」ということは食事量が多すぎるということ。わざわざお金を出して脂肪を買っているようなものです! 何となく多めにつくったり、つくり置きするクセをやめて、翌日のお弁当の分、夕食の分、ときちんと量を決めてつくる。そのほうが食費の節約にもなると思います。

これは自分の経験からもいえますが、太っている人の冷蔵庫はつねにパンパン(笑)なので、冷蔵庫や冷凍室には必要以上に食べ物をストックしないことも大事です。


次回は、ダイエットがストレスにならない秘訣をお教えします。

PROFILE
  • 西園寺リリカさん/ライターフリーの編集者、ライターとして雑誌を中心に活躍。美容や医療の取材を通して得た知識や理論をベースに40代半ばで35kgのダイエットに成功し、現在もリバウンドなし。日本ダイエット健康協会のダイエット1級プロフェッショナルアドバイザー取得。近著は『45歳、10ヶ月で35kgヤセた私の成功法則