子育てをしているこの空間こそ社会である


子育ては決して当事者だけでできるものではありません。笑顔で見守る、一言声をかける……。周囲の小さな心がけや行動が、子育てをする人が、少しでも安心して過ごせる空気を作ることに繋がるのかもしれません。
他にも、子育てしやすい社会になっていくためには、「家事育児自体が、もっと価値があるものだと社会が認めることが必要」だとこもちこんぶさんは言います。

こもちこんぶ:家事育児が「こなさないといけない日々の雑用」となってしまうと、楽しいと思えないと思うんです。家事育児ってお金は発生しないので、これがものすごい莫大な価値があるっていうのが社会からは見えてこないんだと思います。でも、子育て自体がめちゃくちゃ意味のあることなんだよって言いたいんです。自分で子育てすると、毎日こんなに宝が手に入るんだぜって。

@takeda_komochikonbu #ノウコウセッショクシャンウィーク#本日も家事育児お疲れ様です#4兄弟の母#竹田こもちこんぶ ♬ オリジナル楽曲 - 竹田こもちこんぶ



こもちこんぶ:あと、よく子育てしていると社会から孤立する、というじゃないですか。子育て中というのは、部屋の中に閉じこもって社会から切り離されている、と聞くことがあります。でも思うのは、子育てをしているこの空間こそ社会だということです。まさに社会そのものだと思っている。これを社会と認めてよ、と思うんです。

 


インタビュー前編
「才能より大事なもの」一度は夢を諦めた4児の母が、子育てを経て共感を呼ぶ芸人になるまで【竹田こもちこんぶ】>>


取材・文/ヒオカ
写真 /竹田こもちこんぶさん提供
 

「絶え間ない不自由との戦い、だからこそ喜びがある」子育てを通して見つけた本質【芸人・竹田こもちこんぶ】_img0