ドライヤーのかけかたひとつで、大人髪の印象が実は変わるんです。今回は、ツヤとまとまりのあるヘアドライのコツを伝授。梅雨時期、膨らみやうねりに悩む大人世代に必見です!

 

大人髪のツヤはドライヤーの
かけ方ひとつで変わる!

 

「トップはペタンとするのにサイドはバサッと広がる……」年を重ねると髪悩みは複雑になってきます。髪の量感は減っているのにシルエットはモワッとするし、髪1本1本に歪みが出て、実年齢より疲れた印象を与えることも。
「大人髪のツヤ感とまとまりを復活させるには、最初のドライ法がとても重要です」と話すのはヘアサロンCocoonの齋藤陽平さん。
「濡れた髪が乾く段階で、本来のクセやダメージが強調されます。そのため濡れた状態から毛流れを落ち着かせるドライ法を意識すると、バランスのよいシルエットに。まとめ髪もきれいに作れますよ」とアドバイス。

今回は、ミドル世代のドライ法について齋藤さんに教えていただきます。
 

 Before 

今回チャレンジしたモデルは椿原順子さん(52歳)


 POINT1 
トップから乾かす事で
髪の乾燥とペタッと感を予防

シャンプー後、タオルドライをした髪にアウトバストリートメントをつけて栄養を補給します。素の髪で直接ドライヤーを当てると乾燥した質感が目立ちやすく、バサッとした仕上がりになりやすいため、熱からプロテクトする意味でも必ずアウトバスをなじませましょう。

ポイントはドライヤーはトップから当てること!

「つい毛先側からランダムに当てがちですが、毛先側にいけばいくほどダメージの蓄積がありオーバードライを引き起こしてしまいます。乾かす順番は、最も乾きにくいトップの根元側から行いましょう。また、トップの毛束は引き上げながら“根元”を中心に熱を当ててプレスします。こうすると根元の立ち上がりがつきやすく、フワッとしたトップが作りやすいです」(齋藤さん)

根元側を引き上げながらドライヤーを当てましょう。


 POINT2 
張り付く前髪&フロントは
クロスドライで若返りアップ

トップがふんわりしても、フロントや前髪がペタンと張りついていると顔がのっぺり地味見えした印象になりがちです。
「フロントから前髪にかけてはまっすぐに下ろすだけでなく、分け目を中心に左右それぞれの毛束をクロスさせるようにドライしましょう。これを何度も繰り返します。このときも根元を中心にこすりながら、ときどき毛束を立たせる意識で熱を当てるのがコツ。根元側がふっくらするので額までボリューム感が出た印象に。目元も華やかさがアップします」

\この部分を意識して!/

 

前髪の根元部分がおでこに張りつくと表情がのっぺりして見えやすく、地味見えの原因にも……。

 

フロントと前髪の根元は、分け目を境に逆方向へ引っ張りながら乾かします。手ぐしを入れて何度も繰り返し、根元をこすったり引き上げたりするのがコツです。

 
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