「スニーカーだと垢抜けない⋯」悩めるアラフィフが買うべきは「白レザースニーカー」でした【辛酸なめ子×室井由美子】_img0
 

「アラフィフの壁」を無理なく、軽やかに越え続ける漫画家・コラムニストの辛酸なめ子さんが、自らのアンテナに引っかかった事象を紐解く連載です。昨今のスニーカーブームに乗っかりたいと思いつつも「スニーカーを履くと垢抜けない印象になってしまうし、靴擦れしがち」と苦手意識を持つなめ子さん。そこで本連載ファッションご意見番のスタイリスト室井由美子さんに、スニーカー苦手族やスニーカー初心者でもチャレンジしやすい「シンデレラスニーカー」を提案していただきました。

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私が履くとなぜか「スニーカー」ではなく「ズック」という垢抜けない印象に…


スニーカーブームも定着し、街ゆく人の足元を見ると男女ともスニーカー率が高い昨今。しかしそんなスニーカーの波に乗り遅れて、たまにスニーカーを買ってみても靴擦れしたり、似合わなくてあきらめたり……の繰り返し。私が履くとなぜか「スニーカー」ではなく「ズック」という垢抜けない印象になってしまいます。多分、子どもの頃から運動全般ができないので、根底に自分にはスニーカーを履く資格はない、という思いがあるのかもしれません。

今回はスタイリストの室井由美子さんに、「スニーカー苦手族」や「スニーカー初心者」におすすめのアイテムをご教示いただきました。今日も黒いスニーカーをおしゃれに履きこなしている室井さんですが、「私も昔スニーカーが苦手だったんです」と意外なことをおっしゃいました。

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室井由美子さん
mi-molletでもおなじみの人気スタイリスト。1977年生まれ、身長155㎝。シンプルで、ほんのりモードが漂うリュクスなアイテム選びとスタイリングに定評がある。
インスタグラム: @yumikomuroi
YouTube:「ムロリンchannel」

 

「白レザースニーカー」ならスポーツ感薄め、スカートやきれいめファッションにも似合う


「20代の頃はコンバースが多かったですが、大人になってもっとこなれたものが欲しい時は、最近になって知ったこのオートリーを履いていました」

と、今回の主役のスニーカーが登場。白い革製で、シューレースとソール部分がベージュやクリーム色なのが、こなれたビンテージ感を醸し出しています。革なので、ナイロンのスニーカーと比べてスポーツ感が薄めで、スカートやきれいめファッションにも似合いそうです。それでいてどこか懐かしい、80年代の映画に出てきそうなデザインです。

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「ダラス」スニーカー¥36300/オートリー(トヨダトレーディング プレスルーム) 半袖ニット/ユニクロ アンド マメ クロゴウチ、サロペット/ユナイテッドアローズ(辛酸なめ子さん私物) ソックス/タビオ(室井由美子さん私物)

「1982年にテキサス州ダラスにて誕生したブランドで、2019年にリブランドされ、リバイバル。さらにおしゃれになってヨーロッパや韓国で人気が出ています」

ダラスといえば、ジョン・F・ケネディ暗殺事件ですが、人気スニーカーブランドの発祥地でもあったんですね。

「セレクトショップでも、このオートリーやD.A.T.E.をよく見かけます。きれいめ派の人に人気です。オートリーは革靴感覚で履けますよ。とくにこの『ダラス』は使いやすくておすすめです。ソールが厚いので身長も盛れます!

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それは低身長の身にはありがたいです。ヒールで身長を盛るよりも安定していて、転倒の危険も低いです。

 
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