先週から始まった、ウィンブルドン選手権。ご存知テニスの4大大会の一つですが、これを開催する、オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブのパトロンであるキャサリン妃が、早速、翌日にトーナメント一回戦を観戦されました。

その時のファッションは、初お披露目のお洋服なだけでなく、またも初ブランドが登場! 最近ハイブランドの採用が増えている皇太子妃ですが、さて今回はどんなブランドをチョイスされたのでしょう?

そして、出産直前ゆえにドクターストップがかかった年以外、必ず出席され続けてきたほどにご自身も大好きなウィンブルドン。それだけに、ファッションにも強いこだわりが。大きく分けて5つ、キャサリン妃のウィンブルドン・スタイルの特徴を解説します。毎年いかにファッションも楽しまれているかがわかります。

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最新ファッションは、バルマンのジャケットがデビュー!

【キャサリン妃ファッション】テニスボール柄、芝生色...洋服でウィンブルドンを楽しむコーディネート集_img0
2023年7月4日、ウィンブルドン選手権にて、1回戦を観戦。 ジャケット/バルマン パールのイヤリング/シャイラ・ロンドン バングル/SEZANE 靴/ジャンヴィトロッシ 写真:ロイター/アフロ

こちらが先週のウィンブルドン・ファッションです。
ペパーミントグリーンのダブルのジャケットに、白のプリーツスカートを合わせたスタイルがとても爽やかですが、実はこの新ジャケット、なんとバルマンなんです!

ついにバルマンまで登場……と驚きましたが、ダブルのジャケットといえばブランドのアイコン・アイテム。ショールカラーを選ばれたのは意外で、かなり上級チョイスですが、サイズ・シルエットともにピッタリで納得も。

スカートにはテニスのスコートを思わせるプリーツと、さりげなく、でもしっかりTPOを考えられていることがわかりますね。

【キャサリン妃ファッション】テニスボール柄、芝生色...洋服でウィンブルドンを楽しむコーディネート集_img1
写真:ロイター/アフロ

ペパーミント×白という、爽やかカラーコーデがとてもお似合いですが、実はこの色にも理由あり、です。パトロンとなられているクラブのアイコンカラーは、グリーン×パープル。実はキャサリン妃の胸元につけられているブローチや、ウィンブルドンの傘にも同じ色が使われています。ここからもわかるように、ジャケットの色は、この場にぴったりなグリーンだったんです。

きちんと感がありつつ、クラブ・カラーのグリーン、テニススコートのニュアンスも取り入れた、完璧なお仕事スタイルでした。


①ウィンブルドンのドレスコードのホワイト

【キャサリン妃ファッション】テニスボール柄、芝生色...洋服でウィンブルドンを楽しむコーディネート集_img2
2014年7月2日、ウィンブルドン選手権にて。ワンピース/ジマーマン クラッチ/アニヤ・ハインドマーチ 写真:アフロ

これは2014年のファッションですが、実は過去に遡り、最も多いのが白なんです。今年のキャサリン妃もスカートに白を合わされていましたね。

実は、ウィンブルドンに出場する選手たちのドレスコードは白! ウェアに靴、リストバンドに至るまで全て白、という厳格なルールがあるのです。それを受けてキャサリン妃も、ご結婚当初は特に、白を選ばれることが多かったですね。

それに加え、遊びを効かせたアレンジも増え、この年には白のカットワークのワンピースに、赤の扇子型クラッチとショールをアクセントに。これは何を意味するかといえば、ウィンブルドンの伝統デザート、ストロベリーなんです。

英国で夏の象徴的フルーツといえば、ストロベリー。これに生クリームをかけた“イチゴ&クリーム”を食べながら観戦するのが、ウィンブルドンでの伝統的な楽しみ方。白のワンピースに赤……まさにそれを思わせるカラーコーデですよね。可愛いニュアンスまでもが、合っている気がします。