無防備に子育て情報を検索し続けるのは要注意
パターン② 「自分の期待値をやたら高くしてしまう」サイクルが進むとき
情報で落ち込んでしまうパターンの2つ目は、ネットにあふれる有象無象の情報によって「自分の期待値をやたら高くしてしまう」パターンです。
ネットは便利ですし、私たちはあらゆる情報に接することができます。しかし、どうしてそういう情報が目に入るかというと、「自分が検索するから」です。
たとえば、子どもの癇癪が激しくて悩んでいるママが「子ども 癇癪」とキーワードを入れて検索したとしましょう。するとそこには、原因と考えられるもの、年齢別の対処法など、ありとあらゆる情報が大量に出てきます。そしてそれらはほとんどの場合、子どもへの接し方、「育て方」への言及です。もしヒントが見つかって、自分なりに我が子に合った対処法がわかり、それで実際の問題が解決するならばいいんです。
しかし、世にあふれる「育て方」の情報を検索し続け、無防備に浴び続けていくと、お母さんの心にとっては「ダメ出し」になっていくことが多いのです。
「このような育て方をしたい」「このような対処をしなければ」と、自分に課す「期待値」がいつのまにか高くなってしまう。すると、そのとおりにできなかったときに、「できない自分はダメなんだ」と自分にダメ出しをすることになる。自分にダメ出しを繰り返しているうちに、やがてどんどん「自信」が低下し、「エネルギー」も低下していく。つまり、うつっぽくなっていってしまうんです。
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