成功を収めた独身男性(=バチェラー)のたったひとりのパートナーの座を勝ち取るために、複数の女性たちがしのぎを削る“婚活サバイバル番組”『バチェラー・ジャパン』(Amazon Prime Videoにて配信中)。8月3日に、シーズン5がスタートしました。

子どもを“持てる”前提で話す男性に、女性陣は大ブーイング!『バチェラー』史上最も考えさせられるシーズン5が面白い!_img0
『バチェラー・ジャパン』シーズン5(Amazon Prime Videoにて配信中)配信サイトより。

今回、バチェラーとなるのは、『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン2に出演し、視聴者から高い人気を得ていた長谷川惠一さん。長谷川さんは、高身長で爽やかで……。もちろん、外見はバチェラーにピッタリなのですが、内面はどちらかというと奥手なんですよね。前シーズンの、完璧な印象の黄皓さんのイメージが残っているからか、「長谷川さん、大丈夫?」と心配していた方も多いのではないでしょうか。

ただ、スタートしてみると、これまたとっても面白い! MCの指原莉乃さんも言っていたように、「令和のバチェラー」が展開されているんです。歴代でいちばん考えさせられるといっても過言ではないシーズン5。現在配信されているエピソード3までを振り返り、ファイナルローズ予想をしていきたいと思います!

 

 

“子ども”を持つ前提で話を進めるバチェラーに大ブーイング!


「自分が子どもできた時にも、何かやれっていうのは言わないんだけど、1個自分のなかで取り組めることがあったらいいな。スポーツでもいいなぁと思ってるんだけど、どうですか?」

エピソード2での長谷川さんのこの問いかけに、ガールズたちは大ブーイング! とくに、34歳の竹下理恵さんは、「私のまわり、結婚してて子どもできない子、すごく多いんですよ。産む前提、いる前提、みたいな」と不妊の現状をシビアに伝えていました。

ほかにも、大野博美さんは「みんなで話す内容じゃないのかな。まずは、子どもがほしいか、ほしくないのか聞いてほしかった」と長谷川さんに直談判。そこで長谷川さんは大野さんの話に真剣に耳を傾け、「子どもが100%授かれるわけではないし、子どもを産まないという選択ができるなかで、子どもがいる前提の話をしたことを反省している」と全員の前でしっかり頭を下げたのが素敵でした。

たしかに、令和になってから、「まだ結婚しないの?」「はやく子ども産まなきゃ」なんて言ってくるお節介な人は減ってきました。結婚するのも、子どもがいるのも“当たり前”なことではない。世の中の“当たり前”の定義が少しずつ変わっているいまだからこそ、こういったすれちがいが起きてしまうんだと思います。とくに、十月十日お腹のなかで子どもを育てる女性の方が、妊娠や出産に関してシビアに考えていますもんね。ガールズたちの大ブーイングを見て、私も自分のなかの“当たり前”を他人に押し付けていないかを考え直すきっかけになりました。