アラビアのプレートで楽しく盛り付けを

 

華やかなデザインの器がひとつあると、食卓に変化がつきます。アラビアのプレートは洋食だけでなく、和食などともとても相性がいいんです。もっと自由に、いろいろな料理で柄の器を楽しんでみませんか? 今回は私の使い方を紹介しましょう。

創立150周年を記念して今年発売された新デザイン「プータルフリ」。フィンランドのデザイナー、アルミ・テヴァが手掛けたもので、右ページのお寿司の盛りつけにも使っています。プータルフリとは、フィンランド語で「庭師」という意味だそうで、植物から小さな庭師たちの顔がのぞいている、遊び心のあるデザイン。ブルーを基調にしているので、どんな料理とも相性がぴったりです。


盛りつけが楽しくなる
フィンランドのお皿


「柄の器はどう使っていいかわからない」という声をよく耳にします。私は難しく考えすぎず、料理と自由に組み合わせるのが楽しいと思っています。
例えば、お寿司をアラビアのお皿に並べてみました。アラビアはフィンランドのブランドですが、豆皿やしょうゆ差しなどの和食器、お寿司にもぴったり。上のお皿は今年発売された新しいデザインで、染め付けのような印象の下の青いお皿は、2003年に発売されたもの。組み合わせても時代を超えてしっくりなじむのは、150年間変わらない、アラビアのデザイン性の高さゆえだと思います。

和食器ともしっくりなじみます。上から時計回りに、プータルフリ プレート19cm ¥3300/アラビア カルティオ タンブラー ペア クリア 約210ml ¥3080/イッタラ 24hアベック プレート26cm ブルー ¥4950/アラビア 他/私物

モノトーンで使いやすく、ひと目見て気に入ったお皿には、ごちそう冷や奴を。果物と花が描かれていて、アラビアの中でも50年以上人気のシリーズだそうです。冷や奴にのせたのは、みじん切りにしたしょうがやみょうが、青じそ、ハム、ザーサイ、ピーナッツなど、冷蔵庫にあるものを。お皿と同じ柄のピッチャーには、だしじょうゆを入れました。
柄のお皿は絵柄が見えるように、少し余白を残して盛りつけるようにしています。食べるうちに、隠れていた絵が見えてくるのも楽しい。ひとつあると盛りつけが変わるのが、柄の食器の魅力です。

「パラティッシ」は1969年から長く愛されているアラビアのクラシックシリーズです。ブラックは1972年に発売。花々などが描かれた華やかな絵柄で、冷や奴を盛りつけるとパッと目を引く一品に。右:パラティッシ プレート14cm ソーサー ブラック ¥3300 左:パラティッシ プレート26cm ブラック ¥7700 上:パラティッシ ピッチャー0.4L ブラック ¥8580/すべてアラビア


他のシリーズ商品

パラティッシオーバル25cm ブルー
1969年から愛され続けているアラビアのクラシックシリーズ、”パラティッシ”。
フィンランド語で楽園と名付けられたこのデザインは、フィンランドの陶芸界で最も知られ、”プリンス オブ セラミック”や”キング オブ デコレーター”と称されたビルガー・カイピアイネンによる名作。
大胆なライン、鮮やかなカラーで描かれたフルーツや花々の瑞々しさは、いつものテーブルを華やかに彩ります。 

24h Avec イエロー 20㎝ / 26㎝
2003年にアラビア創業130周年を記念してデザインされた24h Avec。
イエローは日本では公式オンラインショップ、および、表参道ストアのみでご案内しているカラーです。
朝から晩まで24時間つかえることをコンセプトにした24hシリーズのプレートの柔らかいカーブにフィットするようにデザインされた、放射状に描かれたパターンは、和洋を問わず様々な料理にマッチするので、幅広くお使いいただけます。電子レンジ、オーブン、食洗機でも使用可能です。
 

提供/アラビア(フィスカース ジャパン株式会社)
 

写真/伊藤徹也
文/内田いつ子