フリーランスにとっての恐怖は「暇」なこと
本当に思うんですけど、仕事を選べるって究極の特権なんです。それがあるのは上澄みのフリーランスだけです。零細フリーランスは断ったら家賃払えないとか、電気代払えないみたいになりますけど? さらに大塚さんは、こうも書いています。
“今月はあんまり忙しくないぞ、やったーなんて素直に喜んでいるフリーランスはいない。いたらのんきか、アホか、ほんとは働かないくていいほどの金持ちだ。忙しくなかったら、そりゃ嬉しいけど、忙しくないってことは、仕事がない、仕事がないってことは、売り上げがないってことよ”
――『フリーランスの生活をぶっちゃけてみました。』より
いやこれ! フリーランスにとって暇は恐怖。今暇ってことは数ヵ月後に振り込まれるお金が少ないってことだから、時間差でやってくる恐ろしさ。あと、フリーランスは本当に休みを作るのが難しいと感じます。有休がないし、祝日も、お盆もGWも年末年始もない。会社員みたいに、土日は休みという、強制的に休む環境にならないんです。
孤独耐性0、極度のさみしがりや…痛感する「向いてない」感
働こうと思えば365日無休。もちろん、上手く調整すれば連休も生み出せるかもしれないけれど、ずるずると細かい業務が細切れにあって、仕事が手を離れてはまたやってくる。だから相当上手いことハマらないと、長期休暇をとるのは難しいです。コアタイムもないから24時間仕事ができてしまう。自己管理能力が鬼のように求められます。
この本にはフリーランス図鑑とも言える、様々なフリーランスの人々の働き方やフリーランスになったきっかけを一気見できる要素があるのでおすすめです。この本を読むと、フリーランスになるのは「孤独に強い人」「不確実性を楽しめる楽観性のある人」「技術や才能がある、またはとてもコミュニケーション能力が高い、またはその両方の人」だと感じます。この本の筆者の大塚さんはまさにこのタイプでフリーランスを謳歌してらっしゃるようです。
3つ目はわからないですけど、孤独耐性0、極度のさみしがりやで基本ネガティブ、将来が不安で不安で仕方ない筆者はフリーランス向いてないですね、ほんと……。
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