迅速に食べるのは、猫の習性。

「ダラダラ食いをしない」猫の食事は満足感でいっぱい【大切なことはすべて猫が教えてくれた】_img1

とらえた獲物は離さず、速やかに食べるべし!


食事を終えてお腹がいっぱいなのに、つい、おやつに吸い寄せられてしまうことってありますよね。テレビやスマホを見ながらのおやつタイムは至福の時間ですが、ふと我に返ったとき「しまった! 食べすぎたっ!」と“ダラダラ食い”を後悔するのはよくあること――。

実はこのダラダラ食いって、猫にとっては珍しい行動だったりもするんです!
とにかく“食べるスピードが速い”のが猫の一般的な食事スタイルだと言われています。

この食べ方は、猫本来の習性によるところが大きく、狩猟によって仕留めた獲物をほかの猫や動物に取られないためだったり、食べているあいだの無防備な姿を長い時間さらさないためだったりするのだそう。一方で外の生活を知らない飼い猫も、多頭飼いされている場合はご飯の奪い合いが勃発して早食いになることもしばしばあります。

いろんな理由はあるけれど、基本的に猫たちは食事の時間が大好き! 食べることは、遊ぶこと、寝ることと並ぶ猫の3大楽しみの1つです。それゆえに、目の前に出された食事にまっしぐら。ただ食べることだけに没頭したあとは、満足げに口のまわりをペロペロと舐めまわして食事終了です。

かたやヒトがよくやりがちなのが、“ながら食い”。別のことをしながら食事を終えたあとは、意識が分散してしまったことにより、「食べた!」という満足感を得にくくなってしまうように思います。

猫のような早食いは体に負担がかかるけれど、目の前の食事に集中し、“食べる行為そのもの”に意識を向けることでメリハリ感がUP。また、見た目や香りなどを楽しむ余裕が出ることで満足感も高まって、ダラダラ食いの予防になるかもしれません。

今日も猫にならって、マインドフルな1日を。

 

マインドフル猫「ダラダラ食いをしない」猫の食事スタイルに学ぶ
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文/高木沙織
編集/吉川明子

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