それに対して、アメリカの洋服売り場で感じたことは…?
私がアメリカで「洋服選び」が楽しい! と感じたいちばんの理由が、ほとんどすべてのアイテムでXL以上の大きいサイズまでの展開があったこと。つまり、トルソー(マネキン)が着ている服や、店頭に並んだ服を見て「かわいい!」と思ったアイテムを、サイズが合わないことを理由に諦めなくていいのです。
また、“大きいサイズだからこんなデザイン”ではなく、XXSサイズが合う人も、Mサイズが合う人も、XXLサイズが合う人も、すべての人が同じ服を楽しむことができるんです。しかも、すべてのサイズが同じ売り場に並んでいます(一部のストアではもちろん、プラスサイズコーナーとして展開しているところもありますが)。
さらには、体型を隠すための服ではなく、普通に“おしゃれするための服”が買えるんです。
アメリカで購入した服のうちの1枚がこちらの赤いワンピース。胸元がV字に開いたノースリーブの細身のワンピース。写真で見ると、大きいサイズ用には見えませんがXLサイズ。ほかにも、深めのVネックのトップスや、トレンドのパラシュートパンツなど、たくさん購入してしまいました。
標準体型の人にとっては、当たり前のことだと思いますが、ぽっちゃり体型の私にとって、「純粋にときめく服がハードルなく買える喜び」は想像以上にとても大きなものでした。
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構成・文/高橋香奈子
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