料理作りを手助けしてくれるアイテムとして、なくてはならない電子レンジ。
一方で、使うことが少し”手抜きしている” 感覚を持っている方も多いのではないでしょうか？ 今回は、雑誌『栗原はるみ』最新号から、料理家・栗原はるみさんが自信を持っておすすめする、「電子レンジだからこそおいしい」レシピを３つ、紹介します。
メイン特集は『気持ちいい、朝時間』。他に電子レンジのレシピをまとめた便利な別冊付録や、カレーの大特集も！
①煮込まないトマトソース
トマトソースは鍋でゆっくり煮込んで作るとおいしいですが、実は電子レンジでも同じように濃厚なソースが作れます。
しかも10分ほどで完成！
今回はトマトの水煮を使ったシンプルなレシピですが、ざく切りにした生のトマトやフルーツトマトを合わせると、味に深みが出るのでおすすめです。
パスタはもちろん、オムレツやチキンソテー、ピザのソースとしても活躍する、万能なソースです。
●材料（作りやすい分量 ／ でき上がり約カップ2）
玉ねぎ…¼個（50g）
にんにく（小）…1片
オリーブ油…大さじ3
ホールトマト缶…1缶（400g）
塩・こしょう…各少々
●作り方
1 玉ねぎ、にんにくはみじん切りにする。
2 大きめの耐熱ボウルに玉ねぎ、にんにくを入れ、オリーブ油をかけてラップをし、電子レンジ600Wで約3分加熱する。
3 取り出して軽く混ぜ、ホールトマトを加えてつぶし、ラップをしないでさらに約6分加熱する。
4 取り出して熱いうちに塩、こしょうを加えて混ぜる。
②サラダにも！いろいろ使えるゆで豚
豚肉は脂身と赤身のバランスのいいロースが好きですが、鍋で煮るとかたくなります。
電子レンジなら6〜7分かけて加熱し、あとは余熱で火を通すだけで、しっとりした仕上がりに。豚肉のおいしさを味わいたいから、作りたては厚めに切って、冷めたら薄切りにして野菜を巻いて食べるのがおすすめです。
鶏がらスープの素、長ねぎ、にんにく、八角、紹興酒と一緒に加熱すれば、中華風にも。
残ったゆで汁もうまみが出ているので捨てずに、野菜のマリネ液などに使います。
電子レンジで加熱した後は、ラップを豚肉に密着させるようにかけ、落としラップをします。ゆで汁につけたまま味をなじませると、しっとりとしてやわらかく仕上がります。
●材料（作りやすい分量）
豚ロース肉（かたまり）…300g
塩…小さじ¼
玉ねぎ（薄切り）…¼個分
にんじん（薄切り）…4～5枚
セロリ（葉）…1～2本分
ローリエ…1枚
黒粒こしょう…小さじ½
顆粒コンソメの素…小さじ1
熱湯…カップ1½
●作り方
1 豚肉は冷蔵庫から出して室温にもどしておく。分量の塩をまぶしてしばらくおき、出てきた水けをふく。
2 耐熱ボウルに豚肉、玉ねぎ、にんじん、セロリの葉、ローリエ、粒こしょうを入れ、顆粒コンソメの素を分量の熱湯で溶いて注ぐ。ラップをふわっとかけ、電子レンジ600Wで6～7分加熱する。
3 取り出したら、ラップを外して落としラップ（下写真）にし、ゆで汁につけたまま粗熱を取る。
③おもてなしになる、銀だらのレンジ蒸し
電子レンジにかける前、魚の下準備はていねいにしましょう。
塩をふっておくと魚のくさみが取れます。銀だら以外に、たらやたいなど他の白身魚でも。
熱々を梅肉ソースでいただきます。
●材料（作りやすい分量）
銀だら（切り身）…4切れ（400g）
塩…少々
酒…大さじ1
長ねぎ…1～2本
青じそ…10枚
梅肉ソース
梅肉（たたいたもの）…大さじ3
だし汁…大さじ3～4
みりん…小さじ1
しょうゆ…少々
砂糖…少々
※梅干しの味によって加える
●作り方
1 梅肉ソースの材料を混ぜ合わせ、味を調える。
2 長ねぎは5～6cm長さの細い白髪ねぎにして冷水にさらし、シャキッとさせたら水けをよくきる。青じそは縦半分に切ってからせん切りにする。
3 銀だらは軽く塩をして少しおき、水けをよくふく。耐熱皿に銀だらを並べ、酒を回しかけてふわっとラップをかけ、電子レンジ600Wで3～4分加熱する。
4 取り出して、白髪ねぎと青じそを軽く混ぜてからのせ、梅肉ソースをかけ、熱いうちにいただく。
まだまだ他にも、栗原さんの電子レンジのレシピが知りたい方は、雑誌『栗原はるみ』５号をぜひチェックしてくださいね！
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５号目のメイン特集は、『気持ちいい、朝時間』。おいしい朝ごはんのレシピ、栗原さんの5時に起きてからのスケジュール……。充実した一日にするために栗原さんが提案する、気持ちよい朝の過ごし方とは？
そして別冊付録は、誰もが「この料理が、チンしてできるなんて！」と驚く、手軽に作れる電子レンジのレシピ集。レンジを使うことは手抜きじゃない、むしろおいしく作れる料理を、自信をもってお届けします。他にもカレー特集、レシピ付きポストカードの付録など、盛りだくさん。何度も読み返したい、保存版です。
メイン特集『気持ちいい、朝時間。』
気持ちのよい朝を迎えられれば、その日一日が、充実した楽しい時間になる。朝5時に起きる、栗原さんのモーニングルーティーン、そして忙しい朝にもぴったりな朝ごはんのレシピとは？
① 朝のおでかけ
代々木公園を散歩する／思い出のホテルでビュッフェを／農園で野菜を採って食べる
② 朝、欠かさずにやっていること
③ とっておき、朝ごはんレシピ
トマトピザトースト／フレンチトースト／鶏肉のにゅうめん／たらこおにぎり／
ハムチャーハン／あっさり鍋焼きうどん／手作りロースハム／手作りツナ など
料理特集 『いつものカレー、カレーに合うおかず。』
手軽にルウで作るカレーから、スパイスのきいた本格的なカレーまで。栗原さんが伝えたいカレーの基本レシピ。そして、あるとカレーがおいしく食べられる副菜も紹介します。
チキンカレー／ドライカレー／ビーフカレー／豚肉のトマトカレー／
えびのココナッツレモンカレー など
２つの『特別付録』
①別冊『電子レンジだからこそ、おいしいレシピ。』
電子レンジを使うことは、手抜きじゃない。おもてなしの料理からおやつまで、チンするからこそ、絶対おいしいレシピを一冊にまとめました。
煮込まないトマトソース／いろいろ使えるゆで豚／レンジで5分、そぼろ2種／
ゆでなくても簡単、野菜の調理／おもてなしになる蒸し料理 など
② とじ込み『レシピ付き 朝ごはんポストカード』
大切な人に、おいしい朝ごはんを食べてほしいから。レシピをおすそ分けできる、オリジナルポストカード。キッチンに置いておけば、いつでもレシピを見られて便利です。
連載『自分のために、ひとりごはん。』
ひとり暮らしだからこそ、自分が食べたいものを、好きなときに楽しく食べたい。残りものもおいしく食べきりたい。そんな想いを込めた、一人分のレシピを紹介します。
サラダチキン／しょうがの炊き込みご飯／おかゆの豆腐あんかけ／花椒そぼろ／豆乳もやし坦々麺／卵だけのカルボナーラ など
ファッション特集『白いブラウス。』
何枚持っているかわからない、大好きな白のブラウス。カジュアルにも、かしこまった場でも、栗原さんらしい着こなし。
構成／『栗原はるみ』編集部
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