秋のおしゃれがぐっと楽しくなる時期に突入。落ち着きのある色が増えてくる時期でもありますが、ふと気づくと“いつも同じ”……なんてことも。こうなると何を買っていいのかわからなくなるもの。そんな悩みにファッションエディター伊藤真知さんとスタイリスト水野利香さんが、大人にちょうどいいアイテムが揃う「シップス」にフォーカスして、考えていきます。
 

Q. シンプルなものを上手に着回していたつもりが、ふと気づいたら変わり映えしない自分がいて……。何を買っていいかわからなくなってきました。


A. 一点だけ雰囲気を変えてくれる「主役アイテム」を投入してみて


伊藤:この気持ち、自分のスタイルができてきた大人世代はわかる方は多いと思います。私の場合、確実に雰囲気を変えてくれそうな主役アイテムをひとつだけ投入します。秋冬ならチェック柄ストールを使うことが多かったんですが、今年はチェック柄のスカートにひと目惚れしました!

水野:チェック柄のスカートというと、ともすると子どもっぽくなりそうなんて心配もありますが、真知さんが選んだスカートは大人が着たくなるチェックのスカート! スカートの素材、シルエットの組み合わせが意外で新鮮でした。私も欲しくなりました(笑)。
 

タフタ素材の「チェック柄スカート」が新鮮! 柄ボトムに合わせるのは黒アウターが安心

 
スカート¥19910、コート¥36960、ピアス¥5940/シップス、タートルネックセーター¥14960/シップス プライマリー ネイビー レーベル、バッグ¥29700/マロウ、カチューシャ¥5500/イリスフォーセブン(シップス インフォメーションセンター) その他/スタイリスト私物

伊藤:まず思ったのは、薄手でハリのあるタフタ素材なところ。光沢感があるからほっこりしないし、マットな質感のウール素材とも相性がよくて。マキシ丈スカートにミドル丈アウターというのも新鮮でいいね!

水野:アウターを今季らしいミドル丈でオーバーサイズのコートにしたので、足元はぐっと華奢にしてバランスを取りました。トラッドなチェック柄のアイテムだからこそ、ゆるシルエットにして、今っぽいバランスにして着るのも大事ですよね。

伊藤:特に大人世代は、どこかに“今っぽさ”を持ってくるって本当に重要。着用させてもらったのは、ふわっと広がるギャザースカートですが、タイトなシルエットのチェック柄スカートも大人世代におすすめですよ。

スカート 各¥17930/シップス(シップス インフォメーションセンター)

水野:最初にチェック柄は子どもっぽくなるのが心配という話をしましたが、回避するポイントは“シャープさがあるかどうか”。真知さんがはいているスカートなら、ハリと光沢のある素材で着こなしにキレが生まれるし、上の写真の3枚のスカートもすっきりとしたロングタイトだから、着たときのシルエットがすっきりとした印象になりますよね。

伊藤:確かに大人がカジュアルを着るときは“シャープさ”も大事だよね。トラッドなチェック柄って大好きだけど、何をどう合わせたらいいかなって迷っている人は私を含め、多いと思うなあ。勉強になりました!
 

今っぽいショートベスト×ロングタイトスカートの「セットアップ」が印象的。パッと鮮度の高い着こなしに

 
 
ベスト¥17930、スカート¥24970、コート¥37950、バッグ¥13970/シップス、タートルネックセーター¥18150/シップス プライマリー ネイビー レーベル(シップス インフォメーションセンター) 靴/スタイリスト私物

伊藤:ここ数年、セットアップが増えてきて、すっかり定番になってきたけど、ショート丈のベストとロングタイトスカートという組み合わせがすっごい新鮮! 私のような小柄なタイプでも、この組み合わせだとロングタイトスカートがバランスよくはけました。

水野:このバランスは新しくてトレンド感がありますよね。ショート丈のベストも、長めのロングタイトスカートも、どちらかというと大人にはちょっと挑戦アイテム。でも、セットアップ=きちんと感が生まれることで、ぐっと着やすくなるなと思いました。

伊藤:まさにセットアップの強みだよね。キャメルやあとで紹介するネイビーなどベーシックカラーというのも取り入れやすいポイント。でも、ベストは背中もV字に開いていたり、スカートはフロントスリットで軽やかさがあったり、嫌みなくデザインが効いているのもぐっときました。

水野:カシミアに近いと言われる細いウール糸がブレンドされているそうで、生地に上品な光沢感があるんです。そんなところも、大人が着たくなるポイントですよね。

ベスト¥17930、スカート¥24970/シップス(シップス インフォメーションセンター)

伊藤:素材の質感って重要! 今回はキャメルを着させてもらいましたが、色違いで深いネイビーもあって。こちらも使い勝手よさそう。

水野:今回は薄手のタートルニットを合わせましたが、Tシャツでもシャツでも何にでも合うので、このセットアップがあると、手持ちのアイテムがまた新鮮に着られると思います。アームホールがゆったりしているので、重ね着したときに窮屈にならないデザインもいいですよね。

伊藤:本当だね。でも決してゆるく見えないシルエットのシャープさもあって、今から真冬まで大活躍してくれそう!


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今回教わったのは
こちらのおふたり!

 

伊藤真知
ファッションエディター。1979年生まれ。大学卒業後、出版社に勤務。その後フリーとなり、『LEE』『BAILA』など、幅広い女性誌で活躍。ファッションページの編集やインタビューの他、ブランドのカタログ製作なども手がける。ユニクロをテーマにした企画を多く担当し、自身もユニクロを偏愛していたことから生まれた初の著書『「ユニクロは3枚重ねるとおしゃれ」の法則』が好評発売中。本人のシンプルだけれどどこかお茶目なカジュアルコーデはさまざまな媒体で注目されている。 instagram:@machiito__

水野利香
約8年の会社員期間を経て、mi-molletでもおなじみスタイリスト佐藤佳菜子さんに師事。独立後は女性ファッション誌で活躍。華やかさもカジュアルさもバランス良く取り入れた大人のコーディネートが得意。特にさりげない小物合わせのテクニックに定評あり。


提供/シップス

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出演/伊藤真知
スタイリング/水野利香
撮影/遠藤優貴
ヘア&メイク/遊佐こころ
構成・文/幸山梨奈