間もなく10月。いよいよ本格的に秋のおしゃれが楽しそうな気候になってきました。今季まず取り入れたいのは「ニット」。ただ「ニット」は定番のアイテムだからこそ、選び方次第では大人が着ると地味になったり、野暮ったく見えたり……。そんな悩みをファッションエディター伊藤真知さんとスタイリスト水野利香さんが、大人にちょうどいいアイテムが揃う「シップス」のアイテムにフォーカスして、考えていきます。
 

Q. 最近「ニット」を着ると野暮ったく感じることが……。大人のニットの選び方のポイントは?


A. あえて「流行」にのって一枚でサマになるデザインや色がポイントになるものを選んで


水野:定番のシンプルなニットのよさもあるけれど、年齢を重ねるとひと工夫が必要だなと感じるときはありますよね。真知さん、どうですか?

伊藤:着方なのか何かにひと工夫が必要というのはわかるなあ。私の場合、あえて「流行」に乗ってみる、かな。いちばん手軽に「今っぽく」なれるし、ニットという着慣れたアイテムだからこそ、流行を取り入れるハードルも高くないじゃない?

水野:確かに!「流行」って大人になるとなんとなく静観しがちですが、服に迷ったときには、いい刺激になってくれますよね。今年ならどんなアイテムが気になってますか?
 

一枚で映える「ニットジャケット」ならカジュアルもきれいめに華やかに

 
ニット¥27940、デニムパンツ¥17930/シップス、タートルネックセーター¥14960/シップス プライマリー ネイビー レーベル、バッグ¥29700/メアリ オル ターナ(シップス インフォメーションセンター) その他/スタイリスト私物

伊藤:このモヘア混のニットジャケット、ふわっとした質感といい、デザインといい、一枚で映えて今年らしい一着だよね。

水野:「白」は、”レフ板効果”もあって顔写りもいいですよね。ボトムはデニムで、中には引き続き人気の薄手タートルを合わせました。ニットジャケットは大きめのボタンがポイントで、ツイードジャケットのような感覚でかなりきれいめにも着られるし、もちろん気軽な感じでカジュアルにも着られる。実は着こなしの幅が広いアイテムですよね。

伊藤:そうそう! ボタン、いいよね。あとやっぱり、一枚でも十分にサマになるニットジャケットだけど、タートルを中に合わせて一枚で着ない、というのも「今っぽく」着るコツなんだなあと。勉強になりました!

ニット¥27940/シップス(シップス インフォメーションセンター)

水野:カラーバリエーションのネイビーは、よりジャケット感覚で着られる一着。”モヘア”って甘い印象がありますが、このニットジャケットは特殊起毛が施されていて、素材感が大人も着やすいラフな雰囲気なのもいいですよね。

伊藤:そうなんですよね。生地の質感や色に合わせたボタンのチョイスとか、細やかに大人も着やすい工夫がされていて、そういうところって本当にありがたいよね。
 

流行色の「赤」で手軽に今っぽさを。“顔”と“ニット”の間にスカーフをプラスすれば色に負けない!

 
ニット¥15950、パンツ¥15950/シップス、スカーフ¥19800/マニプリ、バッグ¥31900/ブレディ、¥29920/パスクッチ(シップス インフォメーションセンター) その他/スタイリスト私物

伊藤:今季なら「赤」ニットも気になるアイテム。この鮮やかな色は、着るだけでパッと明るい印象にしてくれる。それだけでも大人には嬉しいよね(笑)。

水野:きれいな赤ですよね。今回選んだニット、袖のリブをあえて長くとっていて、きゅっとたくしあげても、そのままでもシルエットに雰囲気が出るんです。だから、一枚でさらっと着ても十分に可愛い。でも「赤」って明るい印象にしてくれると同時にやっぱりすごく強い色だから、その存在感に気負ってしまうというか。なので、そんなときは首元に一枚スカーフをプラスしてみてください。

伊藤:スカーフが入ることで、ニットだけが主張しすぎることなくなるし、大人にちょうどいいリッチ感も加わって。パンツやローファーでメンズライクなコーディネートに、スカーフの華やかさというのもいいバランスだよね。

ニット 各¥15950/シップス(シップス インフォメーションセンター)

伊藤:今回は着たのは赤でしたが、このシリーズ、爽やかなブルーに、可愛いらしいイエロー……他の色もきれいだよね。

水野:今季はパッと目を引くカラーニットは見逃せないアイテム。このニット、ウールにカシミアを混紡しているので、手触りも滑らかだし、発色も優しいからカラーニットの中でも着やすいと思いますよ。


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今回教わったのは
こちらのおふたり!

 

伊藤真知
ファッションエディター。1979年生まれ。大学卒業後、出版社に勤務。その後フリーとなり、『LEE』『BAILA』など、幅広い女性誌で活躍。ファッションページの編集やインタビューの他、ブランドのカタログ製作なども手がける。ユニクロをテーマにした企画を多く担当し、自身もユニクロを偏愛していたことから生まれた初の著書『「ユニクロは3枚重ねるとおしゃれ」の法則』が好評発売中。本人のシンプルだけれどどこかお茶目なカジュアルコーデはさまざまな媒体で注目されている。 instagram:@machiito__

水野利香
約8年の会社員期間を経て、mi-molletでもおなじみスタイリスト佐藤佳菜子さんに師事。独立後は女性ファッション誌で活躍。華やかさもカジュアルさもバランス良く取り入れた大人のコーディネートが得意。特にさりげない小物合わせのテクニックに定評あり。


提供/シップス

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出演/伊藤真知
スタイリング/水野利香
撮影/遠藤優貴
ヘア&メイク/遊佐こころ
構成・文/幸山梨奈