熟成生ハムをせっせと食べる日々！【パリ井筒麻三子さんのおうちごはん日記】

先月から再開しましたレシピ連載ですが、ミモレ読者の皆さまは果たして、どういった料理に興味があり、何なら作ってみたいのか。そこんとこ、もっと知りたいんだよな〜と常々思っておりました。ある日ふと、「レシピ紹介を始めた頃の原点に戻って、普段の献立をお見せし、その中で“この料理作ってみたい”と感じるものをお教えいただいたらいいのでは！ 」と思いつきまして。ええそうです、レシピの選択を人任せにしたいのです。そんなこんなで、毎週日記形式にて、日々のご飯の様子をご紹介させていただきたいと思います♫（たまにレシピもご紹介しまーす）

お昼に麺ばかりの我が家。今日はペンネだけれど、パスタというジャンルで言えば麺コーナーに所属すると思われます。茸はマルシェで夫が買ってきてくれたもの。シャントレール茸ってなんぞや？？　って感じですが、ジロール茸に似たもので、ジロールは肉厚だけれどシャントレールは薄くて中心が空洞なのです。構造的にはトランペット茸に近い感じ。この時期のマルシェには、さまざまな種類の茸が並んで、茸好きとしてはウキウキします。

ドライトマトとグアンチャーレ（パンチェッタのような熟成肉。パンチェッタよりもさらに脂肪分が多い）は、夏のヴァカンスで行ったイタリアから持ち帰ってきたもの。我が家の冷凍庫には今、グアンチャーレが大量に入っていて、早く消費しないと他のものが入りません……。

ペンネのソースは超簡単。グアンチャーレを炒めて、出てきた脂でニンニク、刻みドライトマトも炒め、キノコを加えてさっと炒め合わせたら、生クリームを加え、沸々とさせれば出来上がり。熟成肉、ドライトマト、キノコという旨みの代名詞みたいな素材の競演（？）で、美味し〜いダシが出ます。

午後から外出し、夕方遅めに帰って来ることがわかっていたので、以前に下味冷凍しておいたレモン風味の鶏もも肉を冷蔵庫に移して解凍しておいた。塩麹とスライスレモンですでに下味がついているので、フライパンで焼くだけ。仕上げにフレッシュレモンを追加で絞るのとさらによし。

カポナータときんぴらも、前の晩の作り置き。カポナータは、その前に作った鶏レバーコンフィの残りのオイルを再利用して作ったもの。鶏レバーの旨みが加わったオイルはそのままでも美味しいくらいなので、使わない手はないのです。今回は、残っていたドライいちじくを始末のつもりでカットして入れたら、ねっとりした甘みが加わって、なかなか良い感じ！