今日は、横川良明さんの新刊『自分が嫌いなまま生きていってもいいですか?』について書きます。

実は連載が始まるとき、今だから言いますが、軽〜く後ろから殴られたような感じがしたんですよね。

「自分を愛そう、自己肯定感を高めようというムードがしんどい」。私自身も自己愛が強い方じゃないけれど、ミモレにおいては「自分を大切に」「自分を好きになる」ほうが「正しい」というメッセージを発信し続けてきたし、今もしています。頑張ってるんだから、自分を責めないで、自分をもっと褒めてあげてほしいっていうニュアンスが強いかもしれないけれど。

でも、居心地が悪いと感じる、否定されたような気がして傷つく人もいるのだと。確かにそうですよね。本当は、自分が好きでも嫌いでもいい。心地いい、生きやすいほうを選べばいいんですが、そこまでは伝えられていなかったなと反省したのを覚えています。

これ、あらゆる記事においてそうで。「私はそうじゃない」という感想を持つ方がいるかもしれないことを常に忘れちゃいけないですね。

発売を記念して行われたインスタライブ。著者の横川さんと編集担当の山崎ちゃんの関係性がとても良い。なんか愛おしいから、みんな見て(笑)。

私も自己愛が強い方じゃない、と書きましたが、横川さんの本、最後には光が見えます。ああ、だから私は編集者になろうって思ったんだった、と思い出させてもくれました。優しいんだよなー、横川さんも山崎ちゃんも。

嬉しいレビューもたくさん届いています。

「自分を愛そうキャンペーンという流行りに乗らなくても良い、今の自分が嫌いなままで生きていていいのだと、すっきりした読後感です」

「自己肯定感が低いのをどうにかしたいなぁと思案しても、自分らしさとかけ離れたキラキラした世界に行ける気がしない。でもそんな自分のままで生きていくのも悪くないかもって思わせてくれる本でした」

「『なぜ自分を愛せないのか』『友人、知人との距離感』などの理由を冷静に分析し、説明しているところがすごい。 自分の事を書く行為は自分を振り返る行為なので著者はきつかったろうが、整理できた事を共有してもらったことはありがたい。 そこには『このもやっとした気持ち、どう説明すれば』の答えがあったり、『あ、自分の感情はこういうところに起因しているかも』など気づくヒントがあった」
ーー以上NetGalley会員コメントより


良い本になったと思います。
本当にたくさんの人に届きますように。
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