自分の気持ちに正直になることが
その人らしいスタイルに繋がる

秋のトレンド「キラキラ&赤」を大人が着るなら?ロンハーマン人気ディレクター流「品よく着こなすコツ」_img0
 

——最後に、大人が自分らしいスタイルを作るためのアドバイスがあれば教えてください。

 

根岸さん:私自身は、「自分の気持ちに沿うものを着たい」と思ってずっと服を着てきているので、年齢的に考えると普通は着ないようなものもたくさん着ていると思います。やっぱり自分が着ていて心地いいということが大事だと思うんです。

もちろんTPOも大切ですが、柔らかい頭で「これが着たい!」と思ったときに、その気持ちに正直であることが一番自分らしいなと思うので、その上で質のいいものを選ぶとか、そういった工夫をしていけばいいんじゃないかと思います。自分で自分の気持ちを聞いてみると、服を着ることがもっと楽しくなると思います。

年を重ねるにつれて冒険しなくなるっていうのはやっぱりあると思うんです。でも、例えば年齢を重ねた方が実は鮮やかな色がすごく似合うようになったりと、大人にこそ着こなせるものもたくさんあると思うので、冒険する心も忘れないでいたいなと思います。例えば大人が着る赤ってすごく素敵ですし。私は、自分の気持ちを大切にすることが、自分らしいスタイルに繋がっているんじゃないかなと思います。

篠崎さん:すごくフラットな気持ちで、自分が本当に惹かれるものを身に着けるっていうのも自分らしさに繋がる気がします。例えば店頭でも、ジュエリーと運命的な出会いをされる方もすごく多くて。惹かれる理由はさまざまですが、結果的にお客様の今の気持ちとジュエリーが響き合って出会ったんじゃないかなと思うので、お洋服と同じくらい、ジュエリーは自分らしさが出ると思います。

根岸さん:そうですね、ジュエリーはその人らしさが出ますよね。

篠崎さん:今の自分はこういうものに惹かれるんだと、逆に気付かされたりとか。

根岸さん:仲間内でも、同じブランドのものでも選び方や重ね方が違うので、面白いなと思います。
 

時代のムードを取り入れつつも、自分らしさや品のよさのあるお二人の着こなし術、いかがでしたか? 次回は秋の「ワンピースとコート」をテーマに、根岸さんと篠崎さんそれぞれのコーディネートをご紹介いただきます。お楽しみに!


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撮影/猪原悠
構成・文/堂坂由香