SNSで発信されるハイセンスで遊び心溢れる着こなしの人気も高い、ロンハーマンディレクター根岸由香里さんとウィメンズバイヤー篠崎茜さん。定番アイテムでも毎年更新し、手持ちの服も着方を変えるなど、何かしら今年らしく更新していると話すお二人。今回はお二人にとっての定番アイテムである長袖ワンピースときれいめコートを、今年らしい着こなしでご紹介いただきます。
根岸さん:コートやワンピースなど、定番と言われているものこそ、実は時代感が出やすいと思うんです。なので実は毎年更新しないアイテムってめちゃくちゃ少なくて。本当に更新しないものって、一部のジュエリーくらいかもしれません。
篠崎さん:ジュエリーも、組み合わせを変えたり付ける指を変えたり。何かしら少しずつ毎年変えている気がします。
根岸さん:リーバイスの501など、本当のド定番といったようなアイテムですら、穿く頻度がその年の気分によって変わるので、今の気分と違うものは、手放さずに寝かせるって大事ですよね。
〈この秋更新する定番アイテム①〉
一枚で着られる今の時期だからこそ楽しみたい
ロングスリーブのワンピース
根岸さん:秋はやっぱりマキシ丈のワンピースが着たくなります。もちろん夏も着るのですが、マキシワンピースを着て歩いたときのドラマティックさが秋という季節に合っている気がして。冬だと上にコートを着てしまうけれど、マキシワンピース一枚で着られる今の季節が好きで、私にとっての秋の定番アイテムです。ロンハーマンでも秋は必ず揃えています。
篠崎さん:私はインド綿のワンピースが好きでオールシーズン着ているのですが、透け感のないインド綿を楽しめるのは今の時期ならでは。ブーツやニットを合わせたり、夏とは違うコーディネートができるのも楽しいですよね。
根岸さんはフラノ生地のワンピースにストールを合わせて
温かみのあるスタイルに
根岸さん:一枚でコーディネートが完成するようなワンピースですが、実は着方次第でいろいろ遊べる一着なんです。今年の秋はボタンをギリギリまで開けて、胸元からロングネックレスをちょっと見せて着たいなと思っています。合わせるストールやニットで雰囲気が変えられるので、今日はジョンストンズに別注したきれいな色のストールを合わせてみました。手持ちのニットや小物との組み合わせで印象が変わるのも楽しいですよね。
可愛らしさのあるシルエットでいて、マットなフラノ生地で甘くなりすぎないので、大人の女性におすすめのワンピースです。冬は中にタートルニットを入れてもいいと思います。ボタンを全部閉めて、襟の内側にロングネックレスやパールネックレスをしても可愛いし、今日はブーツを履きましたがフラットシューズでも素敵ですよね。
篠崎さんはブーツを合わせて
インド綿ワンピースを秋の着こなしに
篠崎さん:ロンハーマンでは毎シーズンいろんなインド綿のドレスを出していて、春夏は肌が透けるようなインド綿のものを、秋冬は透け感がなく、ニットやスウェットと合わせても違和感のないものをセレクトしています。インド綿って春夏のイメージが強いかもしれませんが、上からウールやカシミヤのコートを着たり、タイツやブーツを履けば実は冬でも楽しめるんです。
今回着たワンピースは袖口にかなりホールド感があるので、袖を捲ってシルエットを変えられるのも楽しいですよね。今年の秋はオレンジや赤といったちょっと強い色のタートルネックを重ねて、秋ならではの色の組み合わせを楽しむ着方もおすすめです。
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