孤独も、誰かといることも、どちらもそれぞれデメリットがある
──板倉さんといえばゲームやひとり旅がお好きで、板倉趣味チャンネルではソロ活を謳歌されていますよね。最近はひとりの時間は何をされていますか。
板倉:ひとり旅に出かけて、車中泊して、絶景を見たりして。星の写真を撮ったり。
──めちゃくちゃいいですね。以前のインタビューで、もう寂しい感覚がなくなってきたとおっしゃってたんですけど、今はどうですか。
板倉:もうなんか、複数人で過ごすことのデメリットも見えてるんで。
──差し引きで言うと、孤独のメリットのほうが勝つということですか?
板倉:そう。だから結局一緒だと思うんです。孤独のデメリットって、「寂しい」っていうことだと思うんですけど、その感覚が薄れてくると、メリットしかないっていうか、人に合わせなくていいって楽だなってなるんです。
──寂しさはあったけど、もう今は薄れてきたんですか?
板倉:多分それも比較の問題だったんだと思うんですよね。例えば高校のときだって、彼女いるやつがいて、自分がいないと、いいなっていう感覚だったと思うんですけど、実際いた場合、それはそれで大変じゃないですか。喜ばせないといけない、約束を守らなきゃいけない、約束破ると怒られるとか。大人になっても、彼女がいたら「スロット行きたいんだけどな今日」って思いながら、観たくもない映画を観る日とかも出てくるわけで。
だから結局どっちだって、同じような感じなんじゃないかなと思ってるんですよね。自分が今いる環境を肯定するように考えればいいっていうことだと思うんです。僕みたいにひとりで生きてる人は、ひとりで誰にも邪魔されずに寝られるって、生物としてめちゃめちゃ上の幸せなんだよなって思えばいい。家族を作った人は、誰かといるから感じられる「安らぎですなぁ~」っていう感覚に目を向けて生きればいいと思うんです。
──年齢とともに寂しさの感じ方が変わって、孤独の捉え方が変わったという感じなんですね。
板倉:両面見ると、結局どっちにいったって面倒くさいことがあるなあって気づきましたね。
屋上とライフル(飛鳥新社)
作家としても活躍する板倉さん初のエッセイ集。約5年分の執筆期間を経てnoteへの投稿に、書き下ろしを加えて生まれた本作。板倉節・板倉ワールド全開の内容に、思わず笑ってしまうこと間違いなし。
吉本興業東京本部にある社員食堂で最も人気の高いメニュー「よしもとカレー」と、新潟県の米菓メーカー、(株)栗山米菓のコラボレーション商品「ばかうけ よしもとカレー風味」が、全国のスーパーやドラッグストアなどで発売中!
「よしもとカレー」は、2021年11月にレトルト食品として商品化し、販売がスタートしました。また、吉本興業が取り組む地域創生の一環として、全国各地の魅力ある食材とコラボした「地域版よしもとカレー」も発売されています。今回の「ばかうけ よしもとカレー風味」はお菓子との初めてのコラボ商品です。「ばかうけ よしもとカレー風味」は、よしもとカレーの特長である野菜の甘みを感じてもらうため、生地にオニオンパウダーを練り込み、お子様からご年配の方まで召し上がれるよう、実際より少し辛みが抑えられています。
取材・文/ヒオカ
撮影/日下部真紀
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