とどまることを知らない韓国ドラマブーム。
当記事は、ライター・小澤サチエが、韓国俳優たちの芸能事情を語ります。
10月20日に全話一斉配信されたNetflixの新ドラマ『イ・ドゥナ!』。主演を務めるのは、スジ(29)。
今回は、「国民の初恋」の異名を持ち、芸能界のトップに君臨し続けるスジの魅力に迫ります!
スジが「国民の初恋」と呼ばれ続ける理由とは?
韓国人たちは、芸能人たちに親しみを込めて、「国民の〇〇」という愛称をつけるのが大好き。
例えば、パク・ボゴムは「国民の彼氏」だったり、IUは「国民の妹」だったり。「国民の〇〇」と呼ばれるのは、国民的に愛されているという人気と好感度の証です。
そして「国民の初恋」といえば、スジ。2012年の映画『建築学概論』で主人公の初恋役を演じたことがきっかけで人気に火がつき、「国民の初恋」と呼ばれるようになりました。
たしかに「初恋」というネーミングがぴったりなほど、常に清らかで愛らしいイメージのスジ。
現在29歳ですが、芸能界デビューは2010年、16歳のとき。アイドルグループMiss Aのメンバーとして音楽活動をスタートしました。その後2011年にドラマデビュー。『ドリームハイ』でヒロイン役を務め、キム・スヒョンや2PMのテギョンと共演して話題になりました。
デビュー当時からスジを見てきたのですが、驚くことに『ドリームハイ』時代から、清楚でかわいらしく、ナチュラルな雰囲気はアラサーになった今でも全く変わりません。そして人気もトップクラスのまま。恐るべし、国民の初恋……!
今年の青龍シリーズアワードのレッドカーペットでは、ビジューがまばゆいドレスと、スジらしいナチュラルメイクで登場。
清楚でかわいくて、だけど親しみやすさもあって、きっと男性が理想とする女性のタイプってこんな感じなんだろうなあ……と思いつつ、女性の私も、スジがかわいくてたまらない!
老若男女に愛されて、全方位からモテそうなスジですが、媚びた感じは一切なく、芯の強そうなところも魅力的。それがみんなに愛される秘訣なのかもしれません。
小悪魔的なスジの魅力にドキッ!
元々はアイドルだったスジですが、2017年にグループが解散。しかし女優としても、順調にキャリアを積んできました。
2017年、イ・ジョンソクと共演したラブロマンス『あなたが眠っている間に』では演技が高く評価され、さらに2020年の『スタートアップ:夢の扉』が大当たり。
ここまでは王道ヒロインのイメージを守り続けてきたスジですが、それを大きく覆す作品にチャレンジしたのが、2022年の『アンナ』でした。
『アンナ』では、自らの名前や経歴を偽り、別人になりすまして生きようとする主人公役を熱演。スジはインタビューで「この役を演じたかった理由は、新しい自分の姿を見せたかったから」と語っています。
30歳手前となった今、スジは「国民の初恋」から抜け出し、新しい自分に挑戦しようとしているのかもしれません。
今年の「百想芸術大賞」では、いつものナチュラルな雰囲気をガラリと変えて、ブラックドレスで登場。アイメイクもいつもより濃いめで、小悪魔っぽい魅力を見せつけました。
Netflixの最新作では、アイドル時代のスジが再び…!
そして冒頭でも触れた、最新作のNetflixドラマ『イ・ドゥナ!』では、さらなる新しいスジに出会えます。
スジが演じるのは、元K-POPアイドルのドゥナ。シェアハウスで出会った平凡な大学生との恋愛模様を描いた作品です。
健康的で明るく、好感度抜群のスジ本人のイメージとは異なる、愛情に飢え、苦悩を抱える元アイドルの役を完璧に演じています。そんなドゥナ役のスジもとんでもなくかわいくて、見ているうちにどんどん惹かれていく魔性の魅力が……! 令和感あふれるファッションもキュート。
また本作では、アイドルグループMiss A時代を思い出すような、ステージ上で歌って踊るアイドル姿のスジに再会できるのもかなり熱いです!
以上、スジの魅力を紹介しました。
作品ごとに違う顔を見せ、大胆なイメージチェンジに挑戦し続けるスジ。どんな役でもどんなファッションでも、スジはやっぱりいつも魅力的。
きっと何歳になっても、永遠に「国民の初恋」として愛され続ける存在なのかもしれません。
構成/山本理沙
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