気づけばもう10月も終わりに近づき、年末の声すら聞こえ始めましたが、その一方でファッション的肌感としては、やっと秋物が着れるかも……という状態。暦と気温差の間で、何を着てよいかわからないといった感じですよね。

それは英国でも同じのよう。温暖化で、通常であればコートマストなはずの今時期に、アウター無しでご公務に登場のキャサリン妃です。とはいえ、日本よりも一歩早く季節が進むだけに、キャサリン妃のスタイルがちょうどこれからの私達の洋服選びの参考になるんです。

今月中旬に、初お披露目されたファッションも、まさに今、そしてこれから活躍しそうなアイテムでした。それがニットのセットアップ! 布帛よりも伸縮性があって着心地が楽ちん、しかもセットアップならお仕事にもピッタリでキレイめに見える。このアイテムが大好きなキャサリン妃ですが、その他にも、バリエーションのある上品ニットアイテムをお持ちです。

コットンからウール混へ、素材を変えていけば季節移行ができる、便利なニット。キャサリン妃の愛用ワードローブとコーデ法を見ながら、明日からの秋冬ファッションの参考にしてください。


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今季新たに購入されたセットアップがこちら

写真:代表撮影/ロイター/アフロ
2023年10月11日、ノッティングガム・トレント大学を訪問。 ニットスカート/ Sezane イヤリング/シモーネ・ロシャ バッグ/ Tusting 靴/ジャンヴィト・ロッシ 写真:代表撮影/ロイター/アフロ

こちらがキャサリン妃の最新のニットコーデです。クリーム色のクルーネックのトップスに、同素材のミディ丈スカートとのセットアップ。バッグに靴も同系色で揃えたワントーンコーデをされています。

袖には、べっ甲風のボタンが付けられ、リブの細さを変えたネックラインも含め、実はカジュアルにも見えるトップスなのですが、これをセットアップで着ることで品よく、お仕事スタイルに格上げ。そして生成りという色選びも、エレガントに見せるために一役買っていますね。逆にいえば、ボトムや小物を変えれば、カジュアルダウンして着ることもできるというわけです。

リブの特性も活かし、ボディラインもくっきり、というよりはソフトに出してくれるため、女性らしさは欲しいけれどセクシー過ぎはNGのキャサリン妃にとって、ちょうどよいバランスとも言えるのでしょう。

その他にもある、キャサリン妃の超お気に入りセットアップがこちらです。
 

色違いでお持ち お気に入りのセットアップ

写真:PA Images/アフロ
2022年1月20日、ランカシャーを訪問。ニット、スカート/アイリス&インク 写真:代表撮影/ロイター/アフロ

こちらは秋冬の定番カラー、ブラウン味のあるベージュのニットのセットアップ。最新の生成りとは異なり、ハイゲージでタートルネック。

身頃、ネック&袖の編み地を変えることで色にグラデーションが生まれ、単調でないデザイン性が出ます。また透け感やニットの伸縮性も変わるので、着心地も考えられているというわけ。このような細かなこだわりも、きっとお気に入りの理由なのでしょう。

お腹など気になる部分はハイゲージで肉厚になっているため、意外とポッコリ感が目立たなくなっています。勿論キャサリン妃のスタイルの良さもありますが、こういった細かなこだわりや、セットアップで着てしまう勇気が、実はスッキリ見える理由だったりも……。

この色の他にも、ダークグリーンもお持ちなほど、キャサリン妃のお気に入りです。こちらは、インナーとしても使い勝手が良いニットの肉厚感です。