フラットなおでこに立体感を与える仕込みテク
「もともとミカヅキさんのおでこは丸みがなく骨がフラット。加えておでこの縦幅も顔全体の中では小さめ。そのため、下半顔に比べて存在感が薄いので、ハイライトでおでこを目立たせていきます」(イガリさん)。
今回、額の立体感を高めるために採用したのはパール感の強いハイライター(tarte)。額に強い光を集めることでボリュームを盛ります。また、小鼻の脇、あご下には、ピンクのコンシーラー(フーミー)をピンポイントにのせ、肌の明るさを引き上げています。
「私が考えるミカヅキさんの顔のチャームポイントは、上唇の山にむかっての人中の縦ラインがしっかりあること。そこで、額やあご下、小鼻周辺など顔の中央に血色感を補強して明るくしました。これにより縦ラインがさらに飛び出て見えるんです。すると、顔全体に中高の立体感が生まれてメリハリのある顔立ちに仕上がります」
つい私たちは気になる部分をどうにかしたいと思うあまり、そのパーツにシェーディングをしたり色をのせるなどあれこれメイクをしてしまいがち。ですが今回は、気になる顔の下半分を盛るのではなく、物足りない上半分(額)を盛ることで下半分の長所が生き、全体のバランスがむしろよくなるという発想! ものの見方を変えることが、個性を活かすということだと気付かされました。
次回はミカヅキさんメイクの【②ハイライト&シェーディング編】についてご紹介します。
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撮影/榊原裕一
ヘアメイク/イガリシノブ(BEAUTRIUM)
取材・文/畑中美香
前回記事「目尻も眉尻も長めのメイクで「つり目」でも優しげに。マンネリ顔も今っぽくなる目元のコツ【イガリメイク・#igarimakeup】」>>
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