昔からダイエットばかり気にして生きてきたため、実は最近まで、揚げ物をほとんど作ったことがありませんでした。どうも油をそれほど敬遠しなくてもいいと分かってからは、たまに作るようになったものの、ハネは怖いし、油の後処理もまた面倒で……。揚げないでフライドチキンが楽しめたらいいのにな〜と思い、考えついたのがこちらのレシピです。

こだわりポイントとしては、手羽肉を砂糖&塩を入れた水、ブライン液に漬け込んでから焼くこと。ブライン液というと、鶏胸肉などパサつきがちなお肉に効果的とされていますが、手羽肉もグッとジューシィになります。一晩までは置いておけるので、作る前はあまり時間がない〜という方はぜひ、前の晩から漬け込みしてみて下さい。

ちなみに、フランスでは手羽元と手羽先が一緒になって売られているので(少なくとも私の通っているスーパーはそう)手羽肉としましたが、お好みで、手羽先だけ、または手羽元だけにしても。

ワインに合う味にしたくて、アクセントにローズマリーを衣部分に入れていますが、タイムなどのハーブに替えてみたり、ナシでももちろんOKです。

夫は「KFCのフライドチキンみたいで美味しい!」というのですが、動画を観て作ってくださった方からも「確かにKFCのフライドチキンのような感じがありました」とのコメントを頂いてびっくり。私がKFCで食べたのがものすごく昔で、全く味の記憶がなくわからないのですが、ぜひ作られた方は感想をお教えください(笑)。

 


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“揚げない”手羽肉のフライドチキン、ローズマリー風味
 

 材料(二人分)

〈ブライン液〉
・塩 大さじ1
・砂糖 大さじ1
・水 200ml

・手羽鶏肉 6個
・小麦粉 大さじ4
・ローズマリー 3枝
・塩 小さじ1/4
・胡椒 少々
・バター 大さじ2

 作り方  

1 蓋のできる保存容器に塩、砂糖、水を加えてブライン液を作る。

2 手羽先(中)と手羽元が切り離されていない場合は、関節を反対に折り曲げ、キッチンバサミで関節部分を切り離す。皮目にハサミで全体に切れ目を入れておく。

3 1のブライン液に2の手羽鶏肉を入れ、1時間冷蔵庫で寝かせる。

 

4 ローズマリーは枝から葉をはずし、葉のみをみじん切りにする。

5 小麦粉に4のローズマリー、塩、胡椒を加えて混ぜ合わせる。

6 3を冷蔵庫から取り出して軽く水気を切る(キッチンペーパーで拭いたりする必要はありません)。5の衣を全体によくまぶす。

 

7 天板を下にした網の上に鶏肉同士がくっつかないよう、間隔をあけながら置く。

8 バターを電子レンジで加熱して(30秒〜、様子を見ながら)溶かしバターを作り、7の鶏肉の表面に塗る(上面だけでOK)。

 

9 180度に予熱しておいたオーブンに8を入れ、20分焼く。

10 オーブン温度を230度に上げ、さらに20〜30分ほど、全体に焼き色がつくまで焼く。


「◯◯のレシピが知りたい」と言ったリクエストも、どしどしお待ちしております♪ 「作ったよ!」と言う方も、ぜひぜひお教えくださいね〜。


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