「陽子さんは、てきぱきとしていて広報誌の進行もスムーズ。彼女がいないと広報委員会の活動ができないのはわかっています。でも、委員活動が終わるまでは何かと顔を合わせなければならないのがストレスですね。いまはとにかく、PTA活動が早く終わってほしい、それだけを考えています。陽子さんは、委員活動が終了したら打ち上げとしてみんなで集まろうって話してますが、学校以外の場所で、陽子さんと会うのは嫌だな……っていうのが本音ですね」
ただでさえ保護者の負担が大きいと思われがちなPTA。さらに、一緒に働くメンバー内でマウントまであったら、その活動がますます苦痛になってしまうのは言わずもがなです。
コロナ禍を経て、PTA活動の一部がオンライン化した学校も増えているようです。それは作業負担を減らすだけでなく、不必要で面倒な人間関係のこじれを、軽減することにも役立っているのかもしれません。
編集/立原由華里
写真/Shutterstock
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