ストレッチを続けるコツは「ながら」で「意識を分散させる」こと


――はい、そうなんですよね⋯⋯(笑)。

とぴーさん:なので、おすすめは「ながらストレッチ」です。何かをしながらストレッチをするのがいいんです。テレビやスマホを見ながら、歯磨きをしながらとか、普段やっていることに紐づけて、ルーティン化してストレッチをすると続けやすいですね。

――意外ですね。ストレッチって集中してやらないといけないのかと思ってました。
あと、身体が硬い人もストレッチが続かないケースが多いと思うのですが、どうしたらいいんでしょうか。

とぴーさん:それもやっぱり、一生懸命やらないことですね。硬い人は痛いからすぐやめちゃうので「意識を分散させる」のがいいです。さきほどのような「何かをしながら」もいいですね。誰かとお話ししながらとか、とにかくがっつりやらないことです。

――続けるコツは、ストレッチに集中するのではなく「ながら」で「意識を分散させてやる」ということですね。結構みなさんストレッチというと集中してしっかりやらないといけないと考えている人が多いかなと思うので、このコツは目からウロコでした。


とぴーさん:ストレッチって「やらなくちゃいけない」と義務化しなくてもいいのかなと思います。できなかった時に「今日はできなかったな」と自己嫌悪に陥って、やらなくなってしまうのが一番もったいないので。合間合間にやるくらいでもいいんじゃないかなと思います。 普段からこれらをやっておかないといけないな、と思いつつ私もできていないのですが⋯⋯。


――「運動している人は80歳でも若い」というポストを見たのですが、やはりそう実感しますか。


とぴーさん:それを1番感じたのは、スポーツクラブで働いてた時期ですね。平日の午前中だと年配の方が多いんです。平均年齢70歳くらいで、80歳、90歳の方もいらっしゃったのですが、みんな普通に筋トレやストレッチをしていて、年齢を忘れているような感じなんです。年配の方々がワイワイしながら運動している姿を見てて、「あ、こういう風になるのが一番理想だな」と思いましたね。

スポーツジムに集まる方々って、運動が当たり前になっている方が多いんです。

――ストレッチも日常の一部にしてしまうっていうのが大事なんでしょうか。

とぴーさん:そうです。ストレッチも日常で当たり前のものとしてやってほしいなと思いますね。

一点だけ気をつけてほしいのは、柔らかすぎる人はストレッチしすぎてしまうという問題があるということです。あまりいらっしゃらないですけど、自分が得意なストレッチを多めにしてしまって、筋肉のバランスが崩れて痛めてしまう人もいます。開脚ばかりやってしまうとか。一般的には、身体が硬い人が圧倒的に多いので問題ないかと思うのですが、一部の柔軟性のありすぎる人は同じストレッチばかりやらないように気をつけてみてください。

 

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とぴーさんのポストはストレッチのイラストがわかりやすいだけでなく、伸ばす時のポイントも細かく書かれているので、隙間時間にさくっと試したくなりますよ。肩甲骨と背骨の間の筋肉を伸ばすストレッチは、本当におすすめなので是非一度試してみてください。毎日のストレッチで、何歳になっても好きなことが思いっきりできる身体に整えておきましょう。
 

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次回の「SNSで見つけた『バズり人』さん」もお楽しみに!
 

写真/Shutterstock
構成・文/大槻由実子
編集/坂口彩

 

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