今はSNSでだれでも情報を発信できる時代。あなたが知りたかった情報は、誰かがもうネットの海で発信しているかも。本特集は、ミモレ編集部から「新たな視点を得ることができる」「癒しになる」「知らない世界のリアルがわかる」情報をSNSで発信し、密かにバズっている人=「バズり人(びと)」さんのSNSアカウントをご紹介します。
第七回は、「日本の50代を元気にします!」と宣言し、50代の楽しさをX(旧Twitter)で日々発信し続ける「はっちゃん | 50代が楽しい人」さんにインタビューしました。


50代から大学に入り心理学を勉強。現役時代より楽に入れた!


――はっちゃんさんの「Xだけはガチってみようと思いたった」というポスト(投稿)が印象的だったのですが、ポストをはじめたきっかけとは何だったのでしょうか。

 

「何もない自分だから、Xだけはガチってみようと思いたった」のポスト

はっちゃんさん:何か発信をしたいと思っていてインスタグラムのアカウントも持っていたんですけれども、自分は画像よりも文章の方が得意だったので、文章で勝負できるのはX(旧Twitter)かなと思って、ポストをはじめました。

――得意を活かした結果が、1.5万フォロワー(2023年11月現在)になったのですね⋯⋯! 「50代だからできるようになったことに目を向ける」というポストがありましたが、どんなことが「できるように」なりましたか。


はっちゃんさん:この年齢になるとこれまでの経験が積み重なっていて、やっていない経験というのがほぼほぼなくなってきているので、いろんなことに対して怖いと思わずに、すんなり行動できるようになりました。
あと、50代になってから大学に通ったことがとても自分の学びになりました。心理学を勉強したんですが、心理学の研究で論文の書き方を学んだ時、ちゃんと論理立てて物事を考えられるようになったのは大きかったですね。それがすごく仕事に活かされて、仕事のやり方が変わりました。

――それって最近、政府が推進している「リスキリング」ですよね。なぜ50代になって大学に通おうと思ったのでしょうか。

はっちゃんさん:元々、私は短大卒だったんですが、本当は4年制大学に通いたかったんです。短大卒業後に4年制大学に行きたくて編入試験を受けたのですが、その時にも全部落ちてしまって。それから今に至って、やっと子育てが落ち着いたところで、今なら、この時期だったら、4年制大学に行けるかもっていう時期がやってきたので、通おうと決めました。

――ミモレ読者には「大人の学び直し」をしたいという方も多いので、このお話は自分もチャレンジしてみようというきっかけになるのではと思います。

はっちゃんさん:入学するのは実は楽なんです。私は早稲田大学に通ったんですけれども、選考はありますが、3500文字の論文と自己紹介を2000文字ぐらい書くだけなので、現役受験するよりも入りやすいんです。
現役の大学生の方と一緒に勉強するのは大変でしたけれど刺激になるし、早稲田大学の独特の雰囲気を感じられるところはすごく良かったのでおすすめです。

――普通の大学受験では難易度が高い早稲田でも、大人になってからチャレンジするとハードルが低くなっているという。

はっちゃんさん:それでも学歴が「早稲田卒」になるので(笑)。

 
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