眉の作り方
① 眉に色をのせやすくするため
フェイスパウダーを仕込む
美しく繊細な線が描けるよう、最初に地肌にフェイスパウダーを仕込みます。このとき、眉毛の上にのせるのではなく、奥まで入れ込む感覚で。
② 毛流れを肌に沿わせながら整え、眉頭は立ち上げる
坪田さんの場合、地毛から全体の形を決めていくため、まずは肌に沿わせながら毛流れを整え、どの部分を補足すべきか、可視化します。スクリューブラシに(A)を取り、眉頭は根元から上に向かって毛を立ち上がらせてフィックス。残りの部分もスクリューブラシに(A)を取り、毛流れに沿って、とくように動かします。
<POINT>
もし、自分の眉のどの部分を補足すべきかよく分からない場合、一度スマホで自分の眉を撮影してみることをオススメします。客観視することで、足りない部分がよりわかりやすくなります。
(A)
③ 眉頭を数本描き足し、眉の中の隙間を埋める
(B)の左側のワックス部分を使い、厚みのないアイブロウブラシで、眉頭に数本、立ち上げたような毛を加えたのち、1本ずつ本物の毛を描くように隙間を埋めていきます。通常、眉頭は産毛が生えている辺りから描きますが、坪田さんの場合、もともと目力があり、どちらかと言えば寄り目気味なので、眉を今以上に中央に寄せて見せる必要がなく、眉頭はあまり鼻側からは描き足しません。
(B)
\これもオススメ/
完成!
眉がラフな印象だからこそ、
マニッシュな雰囲気とも好相性
綺麗に描いた隙のない眉ではなく眉頭が立ち上がったラフな印象が、坪田さんが持つ凛としたマニッシュな雰囲気とうまくマッチしています。
坪田さんも、このメイク方法には驚いたそう。
「普段自分でメイクをするときは、眉の存在感を消すために、かなり薄い色のカラーアイブロウマスカラを使うことが多かったんです。だけど未和子さんのメイクでは、素眉をできるだけ生かして、毛流れをつけて、ほんの少し描き足す程度。それなのにいつものメイクよりも目もとの印象がはっきりした気がします。『素材を生かせばいいんだ!』と目から鱗でした」(坪田さん)
自分の生まれ持った眉を否定するのではなく、生かしていくメイクが素敵ですね。
次回は、薄い眉に似合う柔らかなモーヴカラーを使った眉の作り方のご紹介です。カラー眉だからといってふんわりとさせず、黒髪と合わせたキリリとモードに仕上がったメイクは必見ですよ!
<配信予定日>
第4回配信・・・12月17日(日)配信予定
COLUMN
水野未和子さんが作った
理想のアイブロウブラシをチェック!
記事中でもご紹介しているアイブロウブラシ「define brush(ディファインブラシ)」は、メイクアップアーティストの水野未和子さんが、いままでたくさんの人から聞いてきた「眉をうまく描けない」という悩みを解消し、プロが作ったような眉を簡単に描けるようにと開発したもの。
通常のブラシと異なり、穂先の手前から角度がついているので、ハンドルや自分の手でメイク中の眉が隠れることがありません。また、筆毛のコシや長さにもこだわることで、1本1本、繊細なラインを描けるようになっています。
ブラシは12月5日(火)より先行発売スタート。詳しくはこちらをチェックしてください。
撮影/目黒智子
ヘア/左右田実樹
メイク/水野未和子[3rd]
取材・文/中田絢子
編集/國見 香
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