2016年に離婚申請してから、6人の子どもたちの養育権を巡り泥沼裁判を続けているブラピことブラッド・ピットと、アンジーことアンジェリーナ・ジョリー。子煩悩で知られるブラピですが、この裁判の影響もあってなのか、今やアンジーと暮らしている6人の子どもたちも、ブラピを避けるようになってしまったようです。
先日、18歳の養女ザハラが、ソロリティ(選ばれたエリートだけが入会できる会員制クラブのようなもの)の入会式で「私の名前はザハラ・マーレイ・ジョリーです」と自己紹介。本来の名前だった「ザハラ・マーレイ・ジョリー=ピット」から、ブラピの姓である「ピット」を抜かしていることが世間をザワつかせました。
その後、英Daily Mail紙は、2020年に養子のパックスがインスタグラムのストーリーズでシェアした投稿のスクリーンショットを紹介しました。そこには、「このワールドクラスのろくでなしへ、父の日おめでとう!」という、ブラピに向けたショッキングなコメントが。
「あなたは何度も何度も、ひどい卑劣な人間だと証明してきた。あなたの前で恐怖に震える4人の幼い子どもたちに対する、思いやりも共感もない。あなたが私の家族に与えたダメージは、決して理解できないでしょう。あなたは私に最も近い人たちの人生を、絶え間ない地獄にした。あなたは自分自身や世間に好きなように言うかもしれないが、真実はいつか明らかになる。だから、父の日おめでとう、最低の人間め!」
現在19歳のパックスはもともとベトナムの孤児で、2007年にアンジーと養子縁組。その翌年にはブラピが正式な養父になっています。養子とはいえ、ブラピとも9年は家族として一緒に暮らした仲。それなのにこんなメッセージをSNSで世界に発信するなんて、一体彼らの間にどんなことがあったのでしょうか。
離婚原因についてはブラピ本人が2017年のGQ誌のインタビューの中で、彼が飲酒の問題を抱えており、それが家庭を崩壊させる引き金になったことを明かしています。大学卒業後は1日たりともお酒を飲まない日がなかったというブラピ。離婚申請後に断酒し「半年も断酒できたことを嬉しく思う。ほろ苦い経験だけど、そのおかげで元の精神状態を取り戻すことが出来た」とコメントしています。
気になって他の子どもたちとの関係を調べたところ、カンボジアの孤児で、2002年にアンジーと養子縁組した長男マドックスは、アンジーととっても仲良し。米Us Weekly誌に関係者が話したところによると、「マドックスはブラッドを完全に憎んでいるわけではありませんが、供述ではブラッドに不利な証言をしました。彼は父親が助けを得て、今断酒していることを喜んでいます」とのこと。
2006年に生まれた次女で実子のシャイローは、父親と複雑で不安定な親子関係を持っていたと言われています。2023年2月、ある情報筋は米In Touch誌に、シャイローが「ブラピの不在と、彼が引き起こしたトラブルを許した」と語りました。そして「彼女はブラッドが今、しらふで最善を尽くしていることを知っている」とも。一方で、シャイローはアンジーに幸せになってもらうために離婚を懇願していたとのこと。
2008年に生まれた実子で双子のノックスとヴィヴィアンとは良い関係だったと言われていますが、両親の離婚後はブラピとあまり連絡を取っていないそう。
どれも本人たちの正式なコメントではなく、情報筋によるものなのでどこまでが真実かはわかりませんが(もしかしたらアンジーサイドが情報操作している可能性だって多いにあり得ますよね)。子供たちが大きくなった今もここまで父親に対しての嫌悪感を大っぴらにアピールしているとなると、ブラピの俳優としてのイメージにも傷がついてしまいそう。むしろそれこそがアンジーの目指すところだったりして……。
いまだに共同親権を巡って争っているブラピとアンジーですが、子どもたちの真の意向を反映した上で、それぞれにとってベストな形に早く落ち着いてくれることを願わずにはいられません。子どもにとって何よりも辛く悲しいことは、両親がいがみ合っている姿を見ることなのですから。
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