洗濯物の室内干しも効果的!

スキンシップの大敵、冬の「静電気」問題の解決法【大切なことはすべて猫が教えてくれた】_img1
「バチッてならない?」 Instagram @azuki_thecat


冬の猫たちは、もっふりボリューミー。そして、その柔らかくて密度が濃いアンダーコートたっぷりの魅惑的な体は、“バチッ”の宝庫でもあるんです――。

バチッの正体は、みなさんご存じの静電気。空気中の水分量の少なさや、寒さ対策に使う暖房のWパンチで、室内の空気はカラッカラ。

しかし、「乾燥よりも寒さのほうがたまらん」と言わんばかりに、寒がりな猫たちは、温風の近くやホットカーペット、毛足が長いラグの上でゴ~ロゴロ。自分のニオイをつけずにはいられない本来の習性から、体を床にスリスリして摩擦を起こし、ちょっとでも触れようものならもれなくバチバチッがついてきます。猫もヒトも、不快さから鼻のつけ根にキュッとシワが寄ってしまうシーンです。

また、猫にはそれが「静電気」だなんてわからないので、驚いてヒトと距離を取るようになったり、ストレスから体調を崩したり、問題行動を起こしたりすることも考えられます。

静電気が気になるあまり、スキンシップをためらってしまうのは、ヒト同士でも同じ。バチッのあとは、お互いにどこか申し訳ない気持ちになりますよね。

そこで、乾燥対策に役立つ加湿器の出番です。加湿器は、置く場所がとっても大事。例えば、加湿器とエアコンを同時に使う場合は、温風が加湿した空気を遠くまで運んでくれるように、エアコンの下に加湿器を置くといいそう。洗濯物の室内干しも、有効な乾燥対策です。

猫にとっても、ヒトにとっても快適に過ごせる湿度は40~60%とほぼ同じ。冬は、温度だけでなく、湿度もこまめにチェックするといいかもしれません。

「潤っていればバチッてならないし、のどや鼻もいい感じ!」、静電気に怯え、耳を寝かせて“イカ耳”になった猫たちは、湿度アップを切に訴えてくるのでした。

今日も猫にならって、マインドフルな1日を。

 

マインドフル猫 スキンシップの大敵、静電気対策はどうすればいい?
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文/高木沙織
編集/吉川明子

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