大人だって、甘えたい!
“甘える”という言葉には、「相手の好意に遠慮なく寄りかかる」「かわいがってもらおうとする」などの意味があります。
日々忙しく頑張っているのに、認めてもらえない。それどころか、頑張ることが当たり前だと思われている。そんな大人にこそ、“甘える”という行為は心のオアシスになるはず。ところが、誰かに甘えたいと思っても、これがなかなか難しいっ。
相手に嫌な顔をされたり、拒絶されたりしたら……と想像すると「甘えるのが怖い」と思ってしまいがちです。
そんなとき、つい羨ましくなるのが、気分屋だけど甘えるときはとことん甘える猫たち。彼らは、どうやって“甘える”を成し遂げているのでしょうか。
猫にとっての“甘える”は、「自分の希望を叶えてくれる安心感」があることが前提。なかには人懐っこく、誰にでも甘える猫もいるけれど、一般的には心を許した決まった相手に甘えることが多いと言われています。
そこで重要になるのが、信頼関係。猫は、自分が甘えるだけでなく、相手にもモフモフな体へのお触りや、お腹に顔を埋めて猫吸いすることを許して甘えさせることで、お互いに心を通わせます。それゆえ、心おきなく甘えられるのでしょう。
ヒト同士だと、甘える対象はさまざま。異性間に限らず、家族や友人、同僚が相手の場合でも、このgive and takeの関係が構築されていれば、少しは甘えやすくなるのではないでしょうか。「甘えるのが苦手」なヒトは、小さな頼みごとをしたり、引き受けたりすることから始めてみるのもいいかもしれません。
猫たちは、得意のひざ乗り+喉ゴロゴロで甘え方の見本を見せながら、「一方通行じゃないことが大事だよ!」と教えてくれているのです。
今日も猫にならって、マインドフルな1日を。
マインドフル猫 ときには誰かに甘えたいけれど……。
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文/高木沙織
編集/吉川明子
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