反対を向いて寝るのには、2つの理由がある
家族や恋人、友人と同じ部屋で寝ているとき。相手に背中を向けられると、少し寂しい気持ちになってしまう――。そんなときは、猫たちの寝姿の意味を知ると、心がほっこりするかもしれません。
実は猫も、ヒトの近くで背中やお尻を向けて寝ることがしばしばあります。これは、そのヒトのことが嫌いだからではありません。むしろ、相手に安心感を抱いている証なんです。
本来、猫にとって背後をとられるのは、とても危険なこと。うしろから他の猫や敵に襲われる可能性があるためです。たとえ飼い猫であっても、警戒している相手に背中を見せることは、本能的にしないといわれています。
さらに、猫には大切なものや弱い人を守ろうとする庇護欲があり、背を向け、自分が先頭に立つことで飼い主さんをガードしている……なんていういじらしい説も。猫たちがそんな気持ちでいてくれるのだとしたら、背中やお尻を向けられることが嬉しくなっちゃいますよね。
ヒトの場合、寝ているあいだに背後から襲われることはまずありません。相手に背中を向けて寝る背景には、自分のペースやテリトリーを守りたい心理が働いているとも言われていますが、ヒトによっては寝やすい姿勢があるもので、その向きのほうが本人にとって楽なのかもと考えてもいいのではないでしょうか。
こちら側が「嫌われているかも……」と不安に思っていても、相手からしたら「何のこと?」なんて拍子抜けすることもあるでしょう。
「ヨダレを垂らしていても顔を見られないから、いいよね!」と、猫たちは、大好きな飼い主さんの近くでお尻を向けながらトロンと甘えた表情をするのでした。
今日も猫にならって、マインドフルな1日を。
マインドフル猫 背中を向けて寝られるのは、嫌がられているってこと?
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文/高木沙織
編集/吉川明子
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