34「ほめる」は、相手も自分も幸せになれる魔法【大切なことはすべて猫が教えてくれた】

「ほめられる・ほめる」で、お互いに幸せ。

ご飯を食べた、おトイレをした、お留守番をした、さらには寝ているだけでもほめられちゃう猫たち。彼らのまわりには、「いい子だね～」「えらいね～」といったほめ言葉が頻繁に飛び交います。

猫好きさんにとって彼らは、その存在自体が“ほめ”の対象なのです。そして、ほめ倒された当の猫たちはというと、まんざらでもない得意顔をしてみせることでしょう。

彼らは、簡単なほめ言葉なら覚えられるし、音感や状況から自分が肯定されていることを理解しているのです。なかには、過去にほめてもらったおりこうさんな出来事を記憶して、繰り返しおこなうことで、またほめられる。その結果、猫もほめた飼い主側もハッピーというループが生まれるケースもあるようです。

他者から期待を受けることで、成果・成績が向上する――。心理学の用語でいうところの“ピグマリオン効果”です。まず、ほめられた側は単純に嬉しい！ 自分が重要な存在であると認められているのだと、自己肯定感の上昇にも期待できます。

ところが、ヒト同士の場合。照れや、嫉妬心が微妙に働いてしまうことがあり、誰かを素直にほめることが難しく感じられるかもしれません。

ですが、ヒトもまた、ほめられるとまんざらでもない気持ちになりますし、ほめてくれた相手に少なからず好感を抱くもの。つまり、ほめることは良好な人間関係を築くきっかけになると考えます。また、相手の成長によって、自分の役割分担が軽くなるなど、嬉しい副産物がもたらされることもあるでしょう。照れなどは一旦横に置いておいて、素直な気持ちで誰かをほめてみる――。そこから、幸せの連鎖が始まると思うのです。

猫たちは、ほめられの達人オーラを身にまといながら、「ほめるのには慣れが必要だから、ちょっとした声がけから始めてみるといいよ！」と教えてくれるのでした。

今日も猫にならって、マインドフルな1日を。

マインドフル猫　ヒトも猫も、ほめられると伸びる！

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