縄張り内の快適さって、大事!
家は、ちょっと広めのパーソナルスペース。外での生活や人間関係から程よい距離感を保ちながら、素の自分でリラックスしたり、静かに休息したりする場所でもあります。
ところが、家にいてもどこか気が休まらない……。もし、そう感じている場合、猫たちの住空間へのこだわりから改善のためのヒントが得られるかもしれません。
ここで、猫と家に関する古い言い習わしを1つ。「犬は人につき、猫は家につく」――その背景には、猫の縄張り意識の強さが関係しているようです。飼い猫にとって、家の中は縄張り。彼らはそこにお気に入りの場所を見つけたり、作ったりすることで、馴染もうとする習性があるんです。
例えば、快適な温度で風通しがいい、うたた寝向きの場所や、室内を見渡せる高いところ、外の様子を確認できる窓の近くなどがそう。さらに、猫たちは、気持ちを落ち着けたり、体を回復させたりできる場所を持つことも大切にしています。そこに、自分のニオイがついたお気に入りの毛布やベッドがあればパーフェクト! 心を許したヒトには、安心して、くつろいでいる姿を見せてくれるでしょう。
ヒトもまた、陽当たり良好なスポットや、窓からの景色を楽しめる空間に座り心地のいい椅子を置いたり、好きな香りのアロマを焚いたりすることで、家の居心地のよさがグッと上がるはず。家族と暮らしている場合は、ふとしたときに1人で逃げ込めるような場所を作っておくのもいいかもしれません。
「外で疲れることや嫌なことがあっても、家に帰ってお気に入りのスペースがあれば元気を充電できるよ!」と、猫たちは教えてくれるのでした。
今日も猫にならって、マインドフルな1日を。
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文・写真/高木沙織
編集/吉川明子
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