中毒性のあるサブタイトルにやられた!


「〇〇よりマシって思う人生ってどうよ」(1話)
「本当とウソどっちが傷つく?」(3話)
「女の幸せに家族と子どもはマストなの?」(4話)
「私に本当に必要な人って誰?」(6話)

わたしたちの胸に問いかけてくるようなサブタイトルにも、毎回やられました。MEGUMIさん演じるスナックのちーママが、その問いへの答えを導いてくれるのもよかった! とくに、第6話で「友達もその季節によって、だんだん会わなくなったりとかね? 自分が成長すると会わなくなったりするから、ちょっと切ないんだけど、そのときに必要な人は変わるってこと」と言っていたのが心に残っています。


学生時代とちがって、毎日のように友人に会えるわけじゃない。年齢を重ねると、すごく仲が良かったはずなのに、疎遠になる子が出てきたりして。でも、それは成長の過程であり、寂しがる必要はないのかもしれません。

“この人を一生愛する”と決めた相手と離れることになっても、「わたしは薄情な人間なのかも……」なんて思わなくていい。「もっと自由でいいんだよ!」と言ってもらえたような気分になりました。

 


「わたしなんか……」と思いそうになったり、「どんなに頑張ったって現状は変わらないし」と諦めそうになったときは、このドラマを観返して、くすぶり女とすん止め女に「わたしたちも変われたんだから、あなたも絶対に大丈夫!」と喝入れしてもらいたい。頭のなかから、“諦め”という文字は消そう! 受け身ではなく、幸せは自分の足でつかみ取りにいけばいい! 

「シンデレラは結構厚かましいと思う。継母の反対を押し切って舞踏会に行ったし、ガラスの靴だってわざと忘れたのかもしれない。彼女がもしも“わたしなんか”と思って一歩を踏み出さなかったら、彼女の人生は変わらなかったんじゃないかな」

ううっ、たしかに。シンデレラが受け身だったら、そもそも王子様に出会ってもないですもんね。ちーママの言葉を胸に、時にはちょっぴり図々しく日々を生き抜いていきたいと思います。
 

『くすぶり女とすん止め女』「シンデレラは結構厚かましいと思う」MEGUMI演じるちーママの台詞がどれも名言すぎた_img0
 

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