3. 漠然とした不安への処方箋 
「5年後が不安で眠れない……」

不安で眠れないアナタへ伝えたい「それは妄想! 実現しないから大丈夫!」。神崎メリさんが贈る言葉の処方箋_img0
 

〜メリさんからのメッセージ〜
私は不安で仕方なかった。
「きっとひとりぼっちで野垂れ死ぬんだ」って怖くて仕方なかった。毎晩ベッドに入ると不安が襲ってきて眠れなかった。涙が止まらなかった。だから決めた。
「私が求めているのは大切な人と仲良く過ごすことだけ」。

そのことに真っ直ぐに生きるんだって。あの夜から10年がすぎて、全く予想だにしなかった今を生きている。こうしてアナタと知り合えたし。人生どう好転するかわからないよ。想像以上の未来があるかもしれないよ。

だからアナタの心に搭載されているレーダーをもっと大切にして生きて欲しい。それが人生の羅針盤だから。

「やってみたい!」その方向へむかっていこう!


恋愛や人生について、常にポジティブなメッセージをくれるメリさん。でも実は、私たちと同じように眠れない夜を過ごしていたといいます。5年後が不安――これは今、多くの人が同じような気持ちかもしれません。

思い返せば、筆者は5年前も不安でした。40歳手前で非正規雇用。これからどうするのか? 何がしたいのか? あれから5年経ち、今はフリーランスとして別の不安はあるものの、メリさんが言うように「全く予想だにしなかった今を生きている」と感じます。このメッセージを読み、「やってみたい!」の方向へ行けたんじゃないか? そう思えて、ちょっと肩の力が抜けた気がしたのでした。

 


***

最後に、今眠れない「アナタ」へ、メリさんからのとっておきのメッセージをご紹介します。
 


私は人生に対してとっても悲観的に生きてきました。
せっかく訪れるまっさらな“今日”を、
夜の妄想の続きでドロドロに汚してしまって、
「私なんか幸せになれるハズがない」
「人生にいいことなんか起きるハズがない」って
頑なに思い込んで生きてきました。

でもその多くは私の脳内で描いている図に過ぎなかった。
ほとんどが現実に起きないこと。
それに怯えて萎縮して生きてきただけだったのです。
もしアナタも私と同じように悲観的に生きているのであれば、
もったいないよ、とお伝えしたいのです。

 
不安で眠れないアナタへ伝えたい「それは妄想! 実現しないから大丈夫!」。神崎メリさんが贈る言葉の処方箋_img1
 

それではみなさん、おやすみなさい……。
 

著者プロフィール
神崎メリ(かんざき・めり)さん

恋愛コラムニスト。1980年生まれ。ドイツ人の父と日本人の母の間に生まれる。自身の離婚、再婚、出産という経験をもとに、「男心に寄り添いながらも、媚びずに女性として凛と生きる力」を「メス力」と名付け、SNSやブログにて発信していたところ、瞬く間に人気が広がり、コメント欄には共感の声が殺到! 著書に『「本能」を知れば、もう振り回されない! 恋愛&婚活以前の男のトリセツ』(マガジンハウス)、『男がハマる 魔法の会話術』(講談社)などがある。VOCEウェブサイトで3年半以上にわたり続いている長寿連載『恋愛コラムニスト 神崎メリ流・愛され力の掟』は、恋愛や結婚に悩む幅広い年齢層の女性たちから、厚い信頼と支持を集めている。
Instagram / XVOCE連載

 

不安で眠れないアナタへ伝えたい「それは妄想! 実現しないから大丈夫!」。神崎メリさんが贈る言葉の処方箋_img2
 

『眠れない夜の恋愛処方箋』
著者:神崎メリ 講談社 1430円(税込)

VOCEwebの人気連載は累計PV数900万を突破! 多くの女性たちの悩みに応えてきた恋愛コラムニストの神崎メリさん。本書では、不安で眠れない夜に寄り添い、安眠に導いてくれるかのような80のメッセージを収録。恋愛・結婚だけでなく、コンプレックス、友人との関係、親・お金・人生と様々な悩みに向けて送る、1ページからでも読める癒しのメッセージ集です。目次やカバーを外した裏表紙にも、メリさんからの言葉が隠れているかも?


イラスト・写真/Shutterstock
構成/金澤英恵
 

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