スタイリスト福田麻琴さんが、身の回りの“愛するモノ”について語ります。

今回はとても便利で可愛いトートバッグのお話です。
フランソワ レニエというブランドを皆さんご存知でしょうか?
日本ではまだあまり馴染みのないブランド名かもしれませんが、フランスではよく知られているバッグブランドです。
キャンバスはもちろん、本国ではレザーのデザインも人気で、取材にお店をお邪魔しましたが、ひっきりなしにお客さまがいらしていました。

 

このブランドを知ったのは、いつもよく服や靴を借りに行くプレスルームで。
元々、キャンバスバッグには、目がなくて、カゴバッグとまではいきませんが、とても自分らしいアイテムだと思っています。
カジュアルな佇まい、ユニセックスな素材感、使えば使うほど味がでて馴染んでいくあたりなんか、もうたまらない!
変な話、もしかしたらレザーのバッグより長く使えるかもしれません。
おろしたてのパリっとした硬い雰囲気もフレッシュで好きですが、大人の方が持っている、もう何度も洗われてくったりとした雰囲気も大好きです。

ですが、こちらのフランソワ レニエのトートバッグ、クッタリとはしてきません。
むしろキリッとしたフォルムが人気なんです。
皆さんも私もトートバッグといえばきっと同じアメリカンなモノを思い浮かべることでしょう。きっと市場に出回っているトートバッグというのはそういうモノだから。
なので、このしっかり感には少々驚くかもしれません。
タイトルにも書きましたが、これは通勤できるキャンバストートなんです!

 

デザインはフランソワ レニエのいいとこ取りをしました。
サイズはPCやA4書類がすっぽりと入るスクエア型。
素材はインテリアのファブリックにも使われるほど丈夫なキャンバスで、少々の水は弾きます。(キャンバスなのに!!!)
マチがしっかりしていて荷物が重くてもそこが弛んでしまうことはありませんし、これからの季節、コートの上からでも肩がけできるよう持ち手を少し長くしています。
その持ち手はフランソワレニエでも圧倒的人気のダークブラウン。
実は黒もいいな、と思ったのですがしばらく使ってみると、意外と合わせやすかったんです。
それにキャンバスが持っている柔らかさが残しつつ、きちんと感もあるのでとても気に入っています。
国内一泊くらいなら旅行バッグとしても使えるし、品よく、大人っぽく持てるキャンバスバッグ。
ジャケットやトレンチコートとも相性がいいので、是非季節関係なくこのキャンバストートを相棒にしてみませんか?
きっと抜け感が出ていつものコーディネートが明るく、さらに素敵に見えること間違いなし。
2024は大人もキャンバストート、楽しんじゃいましょう〜♡

 

写真・文/福田麻琴
 


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