Netflix「トークサバイバー!~トークが面白いと生き残れるドラマ~」シーズン2
年明けから配信が始まったディズニープラスの「ガンニバル」を筆頭に、NetflixやAmazon Prime Videoといった配信メディアで日本発信のオリジナル作品がいくつも制作されました。その中でピックアップしたいコンテンツが、芸人の即興トークをドラマと融合したNetflixの「トークサバイバー!~トークが面白いと生き残れるドラマ~」シーズン2です。
千鳥の大悟が天才外科医に扮したドラマパートには城田優や大友花恋といった俳優陣が出演し、その中で芸人たちが「過去に傷ついたこと」「過去にやらかした武勇伝」というお題に対して捨て身のエピソードトークを即興で披露して、面白くない人から脱落していくというサバイバル番組です。シリアスなドラマの世界観に合わせた口調でトークをするため、既出のエピソードだとしても、このコンテンツ独特の面白みとなっています。
また、2023年テレビ番組出演本数ランキング1位に輝いた麒麟・川島明が、MCではなくプレイヤーとしてガチンコのお笑いに取り組む姿も貴重です。千鳥のノブが立会人(佐藤栞里と滝沢カレン)と共に、別場所のモニターでリアルタイムで視聴してコメント(つっこみ)をしているのですが、ノブのミーハー加減がちょうどいいので、彼らと同時視聴している感覚で楽しめます。
謎のウイルスや生命体の恐怖が襲いかかる壮大なドラマパートは、いろいろな伏線がラストで回収される構成になっているので、頭から楽しむのがベストではあります。もしも年末年始の隙間時間にお試しで見る場合は、凄腕女スパイとして登場するアンミカの想定外の名演に抱腹絶倒間違いなしの、第6話がおすすめです。
文/須永貴子
構成/山﨑 恵
Comment