自分にとって「値段以上の価値」があるもの


今までなら、そういうハイブランドを身に着ける女性を見たら、なんだか斜に構えていたんです。お高いもの持てるなんてすごいなー、自分とは世界が違うなー、みたいな感じで。でも、CELINEのバッグの投稿を見たときは、いつもと違った感想を持ったんです。

その女性は、CELINEのバッグに惚れ込んだそうで、いろんな角度で写真を撮ったり動画に撮ったりして、すごく愛おしそうにしていたんです。「何年も大切に使うぞ」、という言葉を添えて。

自分で頑張って稼いで、上質で洗練されたものを買う。それを身に着けるたび、クローゼットにあるのを見るたび、「自分頑張ったな」って思えたり、「これに見合う自分になろう」と力がわいて、仕事に精が出たりするんでしょう。

きっと、その女性にとっては、35万円のCELINEのバッグは、お値段以上の価値があるものだと思います。バッグに35万円出すなんて、めちゃくちゃ頑張らないと無理じゃないですか。同年代(おそらく20代)でその決断ができるって、素直にすごい! 仕事で頑張ってしっかり稼いで、自分に投資できるって素敵だなぁって思えたんですよね。

 


ハイブラのバッグ=見栄やステータスというわけじゃない


ハイブラのバッグが持つ意味は人によって違うと思います。もちろん、中には見栄やステータスの証という人もいるでしょうが(それはそれでいいと思います)、働くモチベーション、生きていく上での糧になることもあるんでしょう。

私はというと、やっぱりハイブラはやっぱり縁遠いです(元々あまり興味がないというのもありますが)。初めて買った1000円くらいの名刺ケースがボロボロになり、粉が出るようになって、一瞬ブランドもの買おうかと思わなくもなかったのですが、買ったのは結局3000円のものでした(笑)。やっぱり、生活を回すので手一杯の状況でブランドものは買えません。

「頑張ってCELINEのバッグを買った」投稿を見て感じた変化。誰かの“自分へのご褒美”に素直に共感できるようになった私の話_img0
 

ブランドものって、あらゆるものの中でもかなり上のクラスの贅沢品です。生活に必要な家電や寝具などを買いそろえ、さらに余裕がないと買えません。そう思うと、必要なものも揃っていない私には、まだまだ買うという選択肢が見えて来ないのです。