ギャップによるアピールは、実はハイレベル!
すき間やズレ、食い違いなどを意味する“ギャップ”。そして、そこに強い愛着心や情熱を表わす“萌え”を結びつけた造語が“ギャップ萌え”です。自分が相手に対して抱いていた印象と、実際の性格などに差異があったときにググッと心惹かれるように、ギャップは対人関係における引力が強烈なのです!
ところが、気を引きたい相手にギャップをアピールしてみたものの、「妙な空気になってしまった!」「引かれてしまった」なんてヒトもいるのでは?
ここで、猫たちのことを思い浮かべてみましょう。まず、猫といったらツンデレ。さらに、のんびりして見える一方で俊敏だったり、ヒトに興味なんてなさそうにしていながら、実はものすごく観察していたり……。彼らは、一見、両立しなさそうなものが表裏一体になった、さまざまなギャップを持ち合わせています。
しかし、猫たちは、これらの行動をアピールとしておこなっているのではなく、ごく自然にそのときの感情のままに動いているように思えるのです。あざとさが透けて見えないからこそ、ヒトは、猫の二面性を純粋に魅力的だと捉えられるのではないでしょうか。
もしかしたら、ギャップというものは、積極的に気づかせるよりも、第三者自らがその意外性に気づくことで、効力が発揮されるところがあるのかも? もしそうなら、アピール方法として利用するにはなかなかハードルが高い! 逆に、アピールしないことがアピールになるという珍しいケースなのかもしれませんね。
「ギャップアピールを頑張りすぎなくても、見てくれている人はきっといるよ!」猫たちは、そのことを知っているのではないでしょうか。
今日も猫にならって、マインドフルな1日を。
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文/高木沙織
編集/吉川明子
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