いろいろな情報を集めよう!
ヒトと顔を合わせたとき、“あいさつ”をするのは暗黙のルール。そうとわかっていても、「あいさつが苦手」というヒトは、少なくないように思います。
その背景には、「タイミングがわからない」「緊張する」「無視された経験がある」など、さまざまな理由があるでしょう。それともう1つ、「あいさつの後にできる、微妙な間を持て余すのが気まずい」というケースも――。
そんなときは、猫たちのあいさつ“鼻チュー”が参考になるかもしれません。鼻チューとは、猫同士が鼻を近づけて、においを嗅ぎ合う習性のこと。鼻でキスをしているように見えることから、こう呼ばれています。
猫の鼻は、ほかの皮膚と比べて約75倍の厚さがあるうえに、嗅覚もヒトの1~10万倍と鋭敏。また、猫の鼻周辺には、においを分泌する部分が多くあるため、鼻チューによって情報の確認と交換までできちゃう。敵か味方か、自分より上か下か、どこに行ってきたのかまでわかるというからビックリ!
“鼻チュー”ひとつで、ヒトでいうところの「どうも」のあいさつから、「最近どう?」「あ、ここ行ったの?」と軽めのコミュニケーションまでさらりと図る彼らは、意外とコミュ力が高めなんです。
かたや、ヒトの場合。においを嗅ぎ合うことはさすがに真似できないけれど、目の前にいる相手の表情や佇まい、持ち物、ファッションなどから得られる情報をもとに、「それ、あのカフェのコーヒーですか? 美味しいですよね」のようなプラスαをあいさつに付けくわえることができるのではないでしょうか。
「あいさつ+ひと言があると、親しみが湧くよね!」猫たちは、湿った鼻を近づけながら、こんなことを言っているのかもしれません。
今日も猫にならって、マインドフルな1日を。
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文/高木沙織
編集/吉川明子
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