「なんでカバンわざわざ手作りするの? だれかに作ってもらっちゃえば?」


春休み。ようちえんの肩掛けカバン、手提げかばんなどを がんばって自分で作りしました。

三人目の子ということもあり、周りからあれこれ言われもしました。


ですが、

「おばあさまでもなく、よその方でもなく、下手でもいいからお母さまがなさってください」


という、娘が通う幼稚園のご方針がまずありました。

ワタクシ、基本まじめで小心者なので、、従いたい(笑)


そして園としては、「お母さんが作っていた」というプロセスが、記憶としてその子に残るから、という意味合いも説いていらっしゃいました。

まさしくそうだと感じます。

私は5人きょうだいの末子なのですが、母は、ほかの兄姉のカバンを流用したりせず、私のために私だけのカバンを作ってくれました。


夜中チクチク縫っていたこと。

「なんの柄がいい?」 って聞いてくれたな・・・

そんなことを覚えています。


キティちゃんの柄のクロスステッチ。結構凝ってました。


母が亡くなった後、母のものの整理をしていたら、その幼稚園カバンが、きれいにちゃんとしまってありました。



じーんと来ました



そうなんです。
かばんの出来が上手い下手ではないのです。


「私」 という子を見てくれていた。 

一瞬でも 私と向き合ってくれた。



そうしたこと。



だから私も作ろうと思いました。


母は手芸全般うまい人でした。なので余計にヤられましたね。

私はきらいではないのですが、肩がこっちゃうのですよね笑

 
 
 

  ↓今回、私の中でのテーマは立体! こうした資料を再現でした♪

 
 

    

 

      

 

 


大好きな絵本 ピッキーとポッキー。
ピーシングペーパーで型を
作り、布にアイロンで
貼りつけて形ごとに裁断。楽しい作業ではあります♥  

物でありながら それを飛び越えて 心に届くメッセージ。誰にも盗られない財産です。そうしたエピソード、みなさんあります? よかったら教えてください。 

百瀬今日子