今回お話を聞かせてくれたのは、入籍の1ヵ月前、婚約中だったはずの恋人がなんと既婚者、しかも3人の子持ちだったという悲劇を体験した美咲さん(35歳)。

交際中、たびたび違和感はありつつも「母親が鬱病」という彼の大嘘を信じていました。しかし美咲さんの友人が探偵に調査を依頼した結果、彼は既婚者と判明。美咲さんは弁護士に相談し、復讐をするつもりでしたが……。

前回記事
前編:「入籍の1ヵ月前に、彼が既婚者と判明...」35歳独身女性を襲った悲劇。度を超えたハイスペック男性の大ウソとは?>>

中編:婚約者の「母親が鬱病」は大ウソ...その正体は、既婚者だった。スマホを盗み見た彼女が目にした驚愕の画像>>

 
取材者プロフィール
美咲さん(仮名)35歳
職業:金融系
家族構成:独身
 
 


騙された復讐に、慰謝料を請求するはずだったのに… 


探偵の調査により、婚約者の和也さん(仮名)は既婚者、3児の父親と判明。

交際していた数ヵ月間、鬱病の母親と同居しているため家には入れられない、母親を紹介するタイミングは慎重に考えたい、また運転免許の住所と現住所がちがう……など、彼には不審な点はいくつかありました。

けれど美咲さんとの関係は極めて良好。週の半分以上は一緒に過ごし、旅行に行くことも多く、さらには両親にも挨拶済みだったのです。

ただ、美咲さんはこれまでの婚活の辛さやご自身の年齢への懸念もあり、やはりどこか「臭いものに蓋をしていた」気配が感じられます。しかし当然ながら、現実を突きつけられたショックは計り知れないもの。

美咲さんは和也さんに「貞操権の侵害」として慰謝料500万円を請求する計画を弁護士と進めていましたが、内容証明を送る直前、彼はすべてを美咲さんに暴露して謝罪。

気持ちをほだされてしまった美咲さんは、和也さんを許し、受け入れるような形になってしまったのです。