—— 朝は療育施設へ。その後、14時過ぎに療育施設を出て、保育園に向かう。毎日の療育から保育園への移動のために、移動支援事業を利用されたんですね。

娘の場合、移動支援事業を行っている事業所を十数ヵ所問い合わせ、ようやく1ヵ所見つかりました。

毎日、違うヘルパーさんだと情緒不安定になるため、曜日ごとに固定してもらい、ヘルパーさんたちの顔写真を撮らせていただいて、前夜に娘にお迎えの人を伝えて、見通しをもって過ごせるように工夫しました。

 

ヘルパーさんには、娘の特性や対処方法を説明し、送迎の初回は道順などを引き継ぐため、必ず同行しました。しかしヘルパーさんの離職率は高く……。交替になるたびに休みを取って、同行しなければなりませんでした。

保育園からのお迎えは、移動支援の事業所が見つからず、シッターさんと私の父にお願いしていました。

育児全般をサポートしてくれるシッターさんは、上の娘が3歳のころから、かれこれ10年以上のお付き合いです。照りつける真夏の日も、凍てつく冬の日も、娘の手を引いて自宅に連れ帰り、お散歩に連れ出して、深い愛情をもって育ててくださいました。

去年、体調を崩されて離職されましたが、遊びに行く先の少ない娘のために、「月に一度、おやつを食べにいらっしゃい」とお声をかけてくださり、交流が続いています。娘が喜んで、おやつをほおばる様子を目を細めて喜んでくださいます。