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大和大路通り。古美術や骨董品店が並び、静かで風情のある通りです

先日のバレンタインデー、みなさまは大切な人と素敵な時間をすごされたことと思います。私の大事な東方神起さん♥は、2/14札幌ドームでコンサートでした。悪天候で空便が朝から欠航続きのなか、旭川便に振り替えて7万円かけて札幌までタクシーを飛ばした方やひと目でいいからと空・海・陸を駆使して終演10分前ぎりぎり入場できた方など、北の大地はいろんな思いが渦巻いてかなり熱いことになっていた模様。私といえば、仲間が無事に飛べたのかハラハラしながらも、夕方から打ち合わせがあり京都へ。この時期、いつも大雪の関が原では案の定、徐行運転でしたが、20分遅れで10時前に京都駅に到着です。

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販売しているのは「お茶漬け鰻」のみ。関西では進物用として昔から人気。めちゃくちゃ美味しいです。う巻きの真ん中にしてもよいそう

夕方までは自由時間。京都をぶらぶらします。三条駅から大和大路通りへ。いきなりおいしそうな暖簾に小鼻もぴくぴく膨らみます。1866年創業の「かね正」は、お茶漬け鰻の店。秘伝のタレで炊き上げたお茶漬け鰻は、適当な大きさに切ってご飯の上にのせ、熱い煎茶をかけていただくもの。常温で1週間の日持ちだそう。自宅用に100gだけ簡易包装のものを購入しました。

象牙細工の店や古美術商など、店先を眺めるだけでも楽しいのですが、今回のお目当ては「古代裂(コダイギレ) 今昔西村」。世界中から集めた古裂(コギレ)、アンティーク・ヴィンテージのきものや帯を拝見します。以前より、干支にちなんだ龍の帯を探していたのですが、いきなり目が合っちゃいました! どんな人が愛用したかわからないけれど(きっと玄人さんかな?)、80年前のものらしい。裏は祇園祭りの山鉾に懸けられたのと同じ更紗柄、リバーシブルで使えます。かなり個性的ですがどこか愛嬌もあって、まさにひと目惚れ状態。持ち帰ることにしました。もうひとつの収穫は、白い帯留。象牙かと思ったのですが、奈良の鹿の角だそう。神鹿さんの角でつくられているなんて、なんだか縁起がいいなぁと思いこれも購入。ところで写真を撮り忘れたのですが、タレ先に織元や製品名を残したまま、仕立てて使われていた古い帯がいくつもあり、店主に聞いたところ「昔の京都の人は、そこを残して仕立てて、見せて歩いたんです」とのこと。京都の人は、そういうことを嫌いそうな奥ゆかしいイメージだったので、ちょっと意外w。聞き間違いだったのかしら? 今度、時間があるときにゆっくり調べてみます。

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日本はもちろん、中国やインドやティモールなど、世界各地から集めた個性豊かな古裂がたくさん

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入り口近くには古裂を使った数奇屋袋やバッグなどの小物、いちばん奥は着用可能な状態のいいきものや帯が

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昔の帯には、いまの結び方だとお太鼓柄が逆さになってしまう柄付けのものも。この龍もひっくり返っちゃうので、本来の引き結びか角出しで結べばよいそう。結び方をまた習いに行かなきゃ・・・・・・・

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シンプルな形がいろいろ使えそう。使い込むうちにもっと暖かみのある白に色変わりするのも楽しみ

・・・・・・・・・まだまだ京都散歩、続きます