なんだか手間がかかりそうだから、料理が得意ではない私には使いこなせないと思っていた「せいろ」。でも、実際に使ってみると、想像以上に簡単で、時短にもなり、なんと言ってもおいしい! なんでもっと早く使わなかったのかと後悔したので、その魅力から使い方、お手入れの仕方までまとめてシェアします。

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せいろを購入したきっかけは、異文化が身近にあったから

 

とても単純な理由ですが、これまでは見向きもしなかったせいろを買ったのは、よく行く中華系スーパーに普通に置いてあったから。現在、カナダのバンクーバー郊外に住んでいる筆者。アジア人が多く住んでいるので、アジア系食材なども手軽に買うことができます。東京に住んでいたころには、合羽橋や横浜中華街に行かないと手に取れなかったり、わざわざ自分でオンラインで検索しないと辿り着かなかったりするせいろが、とても身近な存在になったのです。

本格的な中華肉まんなども中華系スーパーに売っており、よく買うので、電子レンジで温めるよりも、蒸したほうが美味しいだろうし……という気軽な気持ちでせいろを買ってみることにしました。手に入れたのは、竹製の中華せいろです。

せいろのメリットは、使い方が簡単! そして、蒸すだけで、肉も野菜もおいしく食べられること

野菜を切って詰めただけの2段目。この写真では少し野菜を詰めすぎていたようで、硬めの野菜はなかなか火が通らず。少し隙間を空けるとうまく蒸気が回りました。
1段目は敷き詰めたキャベツの上に、豚肉のスライスと、塩胡椒で味付けをした鶏の胸肉を並べて。1段目はよく火が通ります。

気軽な気持ちで買ってみたせいろですが、すぐに「買ってよかった!」と感じるほど気に入りました。

なぜなら、食材を切って並べて蒸すだけでおいしく食べられるから! 鶏胸肉なんて、ふんわりと仕上がります。パサパサ感とはまったくの無縁です。野菜も茹でるより素材の味合いがしっかりと感じられる気がしました。