日本では新学年が4月に始まるので、1月〜3月の早生まれは不利かどうか……という話を日本ではよく耳にします。実際に不利かどうかは私は専門家ではないので、今回は言及しませんが、当時小学生の息子がカナダに留学してから感じたのは、「カナダなら1月〜3月生まれはお得かも!」という事実。詳しく解説します。

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カナダの学年は生まれ年で決まるから、1月〜3月生まれは「早生まれではない」

イラスト:Shutterstock

カナダの州や地域によって違いがあるかもしれませんが、息子が通っている学校の地区は、生まれ年で学年が決まります。息子は2010年生まれですが、2010年生まれなら全員同じ学年なんです。2010年1月生まれから2010年12月生まれが、現在グレード8になります。
 

日本での早生まれは、カナダではお得?


カナダでは学年が生まれ年で決まるということは、日本では同じ学年だったとしても、早生まれの子はカナダではひとつ下の学年になります。なので、学年はひとつ下がりますが、その学年の中ではむしろ先に生まれたお兄さん、お姉さんになるんです。

なかには、日本で同じ学年だったのに、カナダではひとつ下の学年になってしまうことを残念に思う人もいるかもしれません。でも、小学生から留学した我が家の場合はその反対の気持ちです。年相応の英語力が身についている段階なら問題ないでしょうが、うちは英語初心者の状態で渡航したので、渡航して間もないころは授業についていくのが大変で、学年を落とせばよかったかな……と不安になったほどです。

ちなみに、カナダでは9月生まれの息子は早生まれのような立場に近くなります。日本では身長が大きいほうだったのにカナダではそうではないのは生まれたのが遅いからかな……、もう中学生なのにいつまでも同学年の子と比べて子供っぽい部分があると感じるのは生まれたのが遅いからかな……と、ときに誕生月と子供の成長を結びつけて言い訳したくなってしまうときもありますが、毎日楽しく過ごしていたらそれでいっか! ととらわれすぎないようにしています。


構成・文/高橋香奈子
 


 

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