不思議な体験を通して感じた「死後の世界」
「死後の世界」や「魂だけの存在になる」ことが、どういうことなのかは、経験したことがないので(覚えていないので)分かりませんが、個人的には、思いを故人に投げかけると、何かしら戻ってくる感じがすることがあります。たとえば、「愛しているよ」と思いを投げると、向こうからも「愛しているよ」という思いを感じる気がします。
私自身はおばあちゃんっ子で、親友のように仲がよかったので、祖母が健在のときは、なにかあるとすぐに電話をしては、おしゃべりを楽しんでいました。
これは「話半分」で聞いていただきたいのですが、もう随分前に「亡くなった方と会話ができる」という、占い師のようなおばあさんがいて、祖母を呼んでもらったことがあったんです。
そのとき、おばあさんの口から、「亡き祖母や身内しか知らないようなこと」を言われて、びっくりしました。決して単なる想像では話せないような内容です。
そして、そのとき亡き祖母からは、「今は、とてもいい場所にいるから、心配しなくていいよ」というメッセージをもらったのです。
それ以来、私は、「死んでも、魂として幸せに生きることができる」のだと考えるようになりました。
あとは、残された私たちの問題
もし亡くなった人は、この世界から卒業し、幸せに生きているのであれば、あとは残された私たちだけの問題です。
極端なことを言えば、大切な人が亡くなるという出来事は、「故人にとって」以上に、「残された人にとっての試練」なのだと言ってもいいのかもしれません。
いつまでも大切な人が亡くなったことに対してクヨクヨしないで、命ある限り、この世界をしっかり生きて、いつか無事に卒業することが大切なのかもしれません。
そのためにも大切なことは、故人からの「精神的な自立」です。未だ「もし生きていたら、一緒に旅行に行きたかったなぁ」「こんな話をしたかったなぁ」なんて考えてしまうものですが、それはそうとして、いなくても元気に生きていくことは大切なのです。
「死」というのは、誰にでも必ず訪れます。だから、「大切な人の死」を通して、死は意外と身近にあるものなのだと気づかされるものです。もちろん、いずれ私たちも。
「自分の死」を考えることで、「生きているときにすべきこと」も見えてくるところはあるでしょう。それは、どんなものがあるのでしょうか。次のページで紹介します。
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