約1年半前から子供の留学に帯同してカナダに住んでいる筆者。40代になってから英語の学び直しをしていますが、いちばん難しいと感じているのはスピーキングです。英語のスピーキングの上達を妨げているものの正体に気づいたのでシェアします。

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スムーズな英語習得を妨げているものは「英語のカタカナ発音」

イラスト:Shutterstock

40代になり、学生のとき以来、約20年ぶりに英語の学び直しを始めていますが、いちばん苦手なのはスピーキング。

英語の聞き取りは、たくさん英語を聞き、耳が慣れてくることで、カナダに来た当初よりも少しはマシになっていると感じています。メールやテキストを書いたり、文章を読んだりする際は、困ったら辞書や翻訳も使えるし、考える時間も取れるのでどうにかなります。

一方、スピーキングは相手が言ったことに対して即反応しなければならないし、自分が言いたいこともその場で聞き取ってもらわなければなりません。だから、ハードルがいちばん高く感じています。

文法などは学び直しを始めたら、学生時代に習っていたことを思い出して、「そうそう、こうだった!」と感じることがよくあるのですが、スピーキングはそうはいきませんでした。

英語のスピーキング学習のために使っているのは、英語発音矯正アプリの「ELSA」ですが、それを始めてから私がつまずいてしまう大きな原因は、私の中に染み付いている「カタカナ発音」だと気づいたんです。

「カタカナ発音」とは、例えばどんなもの?

イラスト:Shutterstock

「英語のカタカナ発音」とは、日本語なまりの英語発音のこと。
例えば、
・really=リアリー
・learn=ラーン
・better=ベター
・thirteen=サーティーン
・vital=バイタル
など。カタカナ表記のまま発音しても聞き取ってもらうのが難しい言葉たちです。
画像にあるsaladも英語で発音するとサラダではないし、beerもビールではありません。

「こんな簡単な英単語なのに……」と自分でも思うのですが、カタカナ発音が染み付いてしまっているので、英語発音矯正アプリで、この発音はこうじゃないんだと頭で理解しても、ついとっさの会話のときには、カタカナ発音が出てしまいがちです……。

 
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